バレンシアで開催されたプレシーズンテストを終えたマルク・マルケスは「このバイクでタイトル争いは出来ない」と現時点の2023年型プロトタイプを評価した。新しいアイテムは一通り試した中での感触ということで、2022年型と比較して大きな変化は感じられないという。残された時間の中で開幕までにバイクを改善していくことが出来るか。[adchord]
2022年のような結果を繰り返すことは出来ない
マルク・マルケス
「今日はテストが必要なパーツを全てテストしました。しかし用意された全てのアイテムをテストした後は余計に走行を重ねる必要はありませんでした。正直なところこのテストからはもっと多くの収穫を期待していましたね。」
「興味深い情報はありましたし、日本人エンジニアも多数テストに参加してくれました。しかし来年にタイトル争いをするには不十分です。バイクの性格は極めて似ていますし大きな変化はありません。」
「2022年型の問題点は改善されていませんし、ラップタイムも変わりません。ポジティブな点もネガティブな点もあってライディングの方法は異なってきますが、パフォーマンスは類似点が多いですね。」
「バイクは小さな改善点は確かにあります。しかしホンダに必要なのは大きな変化です。そうで無い限り、2023年にチャンピオンシップ争いは出来ません。チームには自分のコメントを正確に伝えたつもりです。自分自身はこの冬にフィジカルコンディションをしっかりと仕上げることが重要になります。」
「ホンダは、タイトル争いをするために懸命に作業を続けて欲しいと思います。この冬はホンダにとって非常に重要です。2022年シーズンのような結果を繰り返すことは許されません。」
「ホンダ、レプソルホンダチームとして競争力のあるパッケージを作り上げる必要があります。チームメイトのジョアン・ミル、そしてアレックス・リンスも素晴らしいライダーですから、共にプッシュしていくことが重要です。」
(Photo courtesy of michelin)