日曜日のレース2の結果を受けて、Aruba.it Racingのアルヴァロ・バウティスタは2022年のFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)チャンピオンとなった。現時点でアルヴァロ・バウティスタは33レースで14勝を記録、表彰台獲得数は29となっている。アルヴァロ・バウティスタは125ccクラスでも世界選手権タイトルを2006年に獲得しており、今回のFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)タイトル獲得で、ジョン・コシンスキー、マックス・ビアッジになどにならんで、プロトタイプ、市販車両方の世界選手権を制した選手となった。[adchord]

Aruba.it Racingは2015年からFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)におけるDucatiのファクトリーチームであり、Aruba.it RacingとDucatiのコラボレーションがついに実を結んだ形だ。なお、両者は2024年までパートナー契約を延長している。アルヴァロ・バウティスタのタイトル獲得は、Ducatiにとってレイモンド・ロッシから数えて15回目となるタイトル獲得となった。Ducatiの最後のタイトルは2011年にカルロス・チェカが1098Rと共に獲得したもの。11年後にアルヴァロ・バウティスタはパニガーレV4Rでタイトルを獲得した形だ。

ステファノ・チェッコーニ Aruba.it

「この喜びを言い表すのは簡単ではありません。アルバロ、チーム、トラック、ファクトリーでAruba、Ducatiのために働く全ての皆のためにも嬉しいですね。彼らのコミットメントにより、このような並外れたマイルストーンを達成出来ました。同時に私自身がArubaの代表であることを誇りに思います。」

「2015年に課した目標を達成する事が出来ましたし、このクラスを6年間制してきたジョニー、昨年チャンピオンで今日もその速さを見せつけたトプラックを下してのタイトル獲得となりました。次に狙うはメーカータイトルですから、まだガードを下げるわけにはいきません。Aruba、Ducatiは互いにビジネスパートナーである事を超えて、価値、期待、研究、革新などさまざまなものを幾年も共有してきました。オーストラリアには情熱を持って向かい、メーカー、チームタイトルの獲得を狙っていきます。3冠でこの素晴らしいシーズンを締めくくりたいですね。」

クラウディオ・ドメニカリ Ducati

「アルヴァロ・バウティスタの手によってDucatiはFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)においてタイトルを獲得しました。MotoGPでのタイトル獲得と合わせて、今シーズンはDucatiにとって魔法のようで忘れがたい特別なシーズンとして記憶されるでしょう。Ducatiにとっても同じ年にMotoGPとFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)のタイトルを獲得することはありませんでした。両チャンピオンシップにかけた並々ならぬ努力の結果と言えます。」

「DucatiはFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)がスタートした1988年から参戦しており、このカテゴリーで強力なチームを作り出してきました。コンスタントな結果は、革新的なパートナーのAruba.itの特徴ですし、アルヴァロ・バウティスタのモチベーションと成熟、パニガーレV4Rの卓越した技術とポテンシャルなどが、Ducatiにとって15回目のWSBKライダーズタイトル獲得となりました。」[adchord]

「またこの結果は、レースの世界から市販車へとフィードバックされる技術の価値を高め、世界中のファンや顧客に向けて最高峰の技術と感動をもたらすことに繋がります。この素晴らしい結果の達成に注力してくれたアルヴァロ・バウティスタ、そしてチームの皆、ステファノ、パオロ、セラフィーノ、ダニエレに感謝したいと思います。」

「同時にDucatiコルセでは働く男性、女性スタッフにも感謝です。皆が常にレースに必要な改善に取り組んでおり、これは2023年のFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)のベース車両となる新型パニガーレV4Rの完成からも明らかです。」

アルヴァロ・バウティスタ

「2年間他メーカーで苦戦した後に、Ducati、ステファノ、セラフィーノ、クラウディオ、パオロが自分を信頼してくれた中で達成出来た結果です。2019年に続いて今回タイトル争いができるチャンスとしては2回目でした。可能な限り最高の選手になろうと努力してきました。その中でトプラック・ラズガットリオグル、ジョナサン・レイを退けることが出来ました。しっかりとお祝いをしたいと思います。Aruba.itとDucati、チームに感謝したいですね。」

(Photo courtesy of Ducati)