決勝レースでの転倒、DNFが続いているマルク・マルケス。今回は表彰台は無理ながら6位、7位争いは出来ると考えて挑んでレースだった。チームメイトのジョアン・ミルの転倒も続いており、アレックス・リンスも今週末の怪我で長期欠場はほぼ間違いない。限界を超えたライディングをしても表彰台には届かないレベルが現状のホンダということになる。[adchord]
転倒がなくても表彰台は無理だった
マルク・マルケス
「今日は快適にライディング出来ていました。フランチェスコ・バニャイア、マルティンのほうが速いと感じていたので、マリーニについていく展開となりました。今日はトップ6、トップ7を獲得するのが目標でしたからね。今シーズンすでに判明しているようにブレーキングポイントで苦戦してしまい、1周目ではターン10でロックしてしまいました。転倒した時もフロントがロックしたことでワイドになってしまい、路面の汚れた箇所で転倒してしまいました。次の週末はまた違うレースですから気持ちを切り替えていきます。」
「バイクの改善は必要です。ホンダライダー達は皆が大きなリスクを背負わざるを得ない状況なんです。優勝出来るライダーを用意するならそれなりのバイクが必要です。金曜日はジョアン・ミル、土曜日にアレックス・リンス、今日は自分が転倒しました。彼らの回復を願いますが、自分が怪我をしなかったのは本当にラッキーでした。スピードを発揮するために多くのリスクを取らざるを得ない状況なんです。この状況を変える必要があります。」
「今日の転倒もル・マンの転倒も、ミスしたことが直接的な転倒理由ではなく、転倒前の動きをしたことが転倒も繋がっています。ただ、バイクの限界を超えたライディングをしてしまっているんでしょう。将来的に改善していきたいと思いますし、すでてのホンダライダーがメンタリティーを変えてフロントに戻りたいですね。転倒がなくても表彰台は獲得出来なかったでしょう。ソフトリアでしたし、おそらくビンダーと競うあたりの位置がせいぜいだったでしょうね。」
(Photo courtesy of HRC)