スプリントレースではターン1で多重クラッシュが発生。ホルヘ・マルティンがブレーキングでアグレッシブに複数のライダーを抜こうとイン側で仕掛けたことが原因と考えることも可能だが、ホルヘ・マルティン自身はアウトから被せられたと主張する。なお、レースディレクションはこの多重クラッシュに関する処罰は今のところ誰に対しても行っていない。

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ホルヘ・マルティン

「自分はインサイドで完璧なブレーキングをしました。誰にも接触していませんし、アウトからいきなり接触をされたんです。自分の責任ではありませんし、自分にロングラップペナルティーを与えるにしても3秒以上の差がありますから、自分の順位は変わりません。」

ファビオ・クアルタラロ

「自分は接触された側ですから、彼が迫ってくるのはわかりませんでした。彼に接触された後に何人かのライダーに接触しましたから、よく転倒しなかったなと思います。」

マーべリック・ビニャーレス

「ホルヘが右側から突っ込んできて、それで左側の誰かに接触してバイクをなんとかまっすぐにしました。気づいたらほぼ最後尾だったというわけです。そこから良く挽回出来たと思います。スピードに関しては申し分ない走りが出来たと思います。」

マルコ・ベッツェッキ

「体は無事ですが、肩が痛みます。右側はマーべリック・ビニャーレスのハンドルバーと接触した痛み、左側は路面に打ち付けた痛みです。今はまだそこまで痛みませんが、酷くなるでしょうね。転倒については最適な形でコーナリングをしようとしていました。いきなり誰かに激しく接触されたんです。転倒の責任ついては映像を見れば誰の責任か明らかでしょう。でも判断をするのは自分の仕事ではありませんからね。」

ミゲル・オリヴェイラ

「自分は多くのライダーに接触された側ですから、原因について語るのは難しいです。転倒は避けられるかと思っていたんですが、エネアと誰かに挟まれて転倒していました。映像を見るとホルヘ・マルティンがかなり危険予測の甘い走行をしていたと思います。彼がこのカオスの引き金でしょうね。」¥

エネア・バスティアニーニ

「自分はマーべリック・ビニャーレスとヨハン・ザルコがバイクを立て直したので、直進するしかなかったということです。結局マーべリックとは接触してしまったんですが、映像を見るとホルヘ・マルティンがブレーキングで多くのライダーを一度に抜こうとしたことが原因だったと思います。」

ヨハン・ザルコ

「良いスタートからアウト側で順位を上げることが出来ました。ミゲル・オリヴェイラと多少の接触はあったもののなんとかなる形でした。そうしたら気づいたら路面に転がっていたんです。映像を見た感想としては避けようがないものだったと思います。」

(Photo courtesy of michelin)