GASGASは2024年のラインナップを発表。ルーキーとしてペドロ・アコスタを起用し、ポル・エスパルガロがシートを失うことになる。昨年のMoto2世界チャンピオンであるアウグスト・フェルナンデスは継続してGASGASで参戦することになる。

ペドロ・アコスタはKTMが注目するゴールデンルーキーであり、世界選手権参戦から3シーズンでありながら、2021年にMoto3でタイトルを獲得。2023年は11回の表彰台を獲得してチャンピオンシップ首位となっている。

GASGASファクトリー・レーシングのポル・エスパルガロはシートを失う形となるが、アコスタにシートを譲りつつ、おそらくはテストライダーとして今後もKTMを支えていくことになるようだ。[adchord]

GASGASモータースポーツ・ディレクター、ピット・バイラ

「2024年のラインナップ決定について、GASGASチームは重要かつ難しい決断を迫られました。アウグスト・フェルナンデスはMotoGPで印象的な第一歩を踏み出しており、KTMは彼が進歩し続けるスピードを持っていると確信しています。ペドロ・アコスタは特別な才能の持ち主であり、すでに多くの勝利を手にしていることからわかるように、2024年はMotoGPライダー達と共に次のステップに進むための学習をすることになるでしょう。」

「ポル・エスパルガロは我々にとっても重要なライダーで、彼はこれまで成し遂げてくれたこと、そしてこれから果たしてくれる役割にも感謝しています。ポル・エスパルガロはタフで決断力がありますが、だからこそKTMは、彼を引き続き組織の重要な一部として頼りたいと思っています。」

「ポル・エスパルガロの率直さと積極性は心から尊敬に値します。このような状況で、我々に救いの手を差し伸べてくれたことは、彼がいかに素晴らしい人物かを表していますし、このスポーツへの情熱と将来への思いを示しています。2024年はGASGASブランドにとってエキサイティングな1年となるでしょう。」

(Photo courtesy of GASGAS)