先週に鎖骨を骨折、すぐさま手術を受けてインドネシアGPに参戦したマルコ・ベッツェッキ。レースの中でも序盤から表彰台の可能性がある位置で走行を続け、果敢にマーべリック・ビニャーレスに対してアタックを仕掛け、最後の最後にオーバーテイク、表彰台をもぎ取ったと言える結果となった。ホルヘ・ロレンソのオランダ戦での同様のパフォーマンスを思わせる走りとなった。[adchord]

アドレナリンが助けになってくれると思う

マルコ・ベッツェッキ

「怪我の後にこうやって表彰台を獲得出来るとは最高の気分です。でも最後には本当にタフに感じてしまいました。序盤の7周目まで程度は完璧と言えるコンディションでした。でもこれはおそらくスタート後のアドレナリンによるものでしょう。その後は痛みが出てしまいました。その時点ではルカ・マリーニ、マーべリック・ビニャーレスまでの距離があってフレッシュエアも十分にある状況でした。マーべリック・ビニャーレスに追いついた後は、ブレーキングスタイルも違いますし、ブレーキング時に腕に力を入れながら痛みを感じました。マーべリック・ビニャーレスを2回オーバーテイクしようとして失敗しましたが、最後の最後に彼を抜くことが出来て嬉しいですね。」

「家を出る前はこうした結果を夢見ていました。現時点のMotoGPは皆が戦闘力が高く、ここも非常に暑い場所です。こういった結果は予想していなかったのが正直なところです。明日はレース距離がさらに長くなりますが、アドレナリンが助けてくれるでしょう。いずれにしても可能な限りの結果を得たいと思っています。この素晴らしいシーズンで可能な限りチャンピオンシップ争いに参加していたいと思っています。しかし、この後はフィリップアイランド、タイと続いていきますので、あまりストレスを体に与えたくありません。」

(Photo courtesy of michelin)