KTMのフランチェスコ・グイドッティは、ジジ・ダッリーニャがKTMとアプリリアがコンセッションを受けることについて批判的な見方をしていることに対し、旧来のコンセッションの見直しと新しいコンセッションが必要だったと彼の意見を述べた。

フランチェスコ・グイドッティ

「ジジ・ダッリーニャからは多くを学んでいますが、彼が今回のメーカー間の戦力差をバランスさせるためのコンセッションにおいて、KTMとアプリリアがコンセッションを得ることを批判しているのは残念です。旧来のコンセッションは数年前に作られたもので、このコンセッションは見直す必要がありました。」

「明らかにこのコンセッションで特定のメーカーに大きなメリットを与え、それ以外のメーカーが恩恵を受けられていませんでした。これによって大きな差が生まれ、数年後に我々は過ちに気づいたのです。ですから、コンセッションシステム全体の見直しが必要でした。」

「旧来のコンセッションでは遅れを追っているメーカーが追いつくのに1年ほど時間がかかってしまいましたが、今回のシステムはよりバランスがと入れていると言えるでしょう。遅れをとっているメーカーが短期的に反応して改善できる機会を持つことは正しいでしょう。何らかの不正は感じませんし、もしこの仕組みに批判的な立場の意見があるとしたら、それは現在の特権を維持しようという試みによるものでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)