BMWモトラッドモータースポーツの3チーム、6人のライダーたちが、2024年のFIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)シーズンに向けた準備の重要な段階を完了した。

ヘレスで開催されたテストには、ROKiT BMWモトラッドWorldSBKチームのトプラック・ラズガットリオグルとマイケル・ファン・デル・マーク、ボノボ・アクションBMWレーシングチームのギャレット・ガーロフとスコット・レディングが参加。さらにはBMWモトラッドモータースポーツテストチームも、シルヴァン・ギュントーリ、ブラッドリー・スミスがテストに参加した。

南スペインでの2日間のテストは、すべてのメーカーが参加する中、WorldSBKのライバルたちと対決する初めての機会ともなった。テストの焦点は、シャーシやエレクトロニクスなどのさまざまな分野でのセットアップ作業、新たに開発されたコンポーネントの評価となった。

次回テストはポルトガルのポルティマオで2日間予定されている。最終テストは2月19日と20日にオーストラリアのフィリップアイランドで行われる。その後、2月23日から25日に同サーキットでシーズン開幕戦が開催される。

トプラック・ラズガットリオグル

「この2日間のテストは非常にポジティブでした。まだバイクをラップごとに学んでおり、改善しています。特にこの2日間では多くのことを学び、いくつかの点を改善しました。多くの新しいパーツを試しました。時にはうまくいき、時にはそうでないこともありますが、これは普通のことです。」

「良いセットアップと良いパーツを見つけるために様々なテストを試みています。全体的には非常にポジティブなテストでした。1分38秒のラップタイムが出るとは思いませんでした。バイクがまだ新しく、自分はまだ学習仮定のため、通常は1分39秒台中盤を目指すことですが、昨日はすぐに1分39秒で走行を始め、昨日も1分38秒を出せました。」

「今日は38秒台を実現し、とても嬉しいです。バイクのポテンシャルが見えたと思います。これからも懸命に作業を続けセットアップを見つける必要があります。その後、シーズンに向けて戦いたいと思います。」

マイケル・ヴァン・デル・マーク

「忙しいテストでした。素晴らしい天候の2日間で、テストには最適でしたし、再びバイクに乗るのがとても楽しかったです。バイクのさまざまなセットアップやパーツをテストするために、多くのことを試みました。忙しい日々でしたが、とても楽しい時間でした。」

「まだバイクを改善しようとしており、どんどんと良くなっています。自身もライディングを改善しているので、かなり満足しています。多くを学び、ポルティマオを楽しみにしています。お気に入りのトラックの一つなので作業を続けるのが待ちきれません。」

スコット・レディング

「今年最初の2日間のテストが終わりました。1日目はかなり体調が悪かったです。難しい状況でしたが、いくつかのラップを走行し、バイクに対する感触を見つけることができました。新しいチームに馴染み、錆を落とすことが主な目的でした。2日目はずっと調子が良く、バイクで自信と感覚を得るために多くの作業を行いました。」

「セットアップを少しいじり、BMWからの新しいパーツをいくつかテストし、バイクへの自信を得るために取ったステップにはかなり満足しています。次はポルティマオに向かい、このセットアップが別のサーキットでも機能するかを見てみるのが楽しみです。」

ギャレット・ガーロフ

「全体的に良いテストでした。いくつかの問題を解決できたのは良かったです。何よりも、2ヶ月間バイクに乗っていなかったので、再びバイクに乗って何周かするのは本当に良かったです。ポルティマオに行って、さらに速くなる方法を試すのが楽しみです。」

「ポルティマオで試してみたいと思う変更点があるので、シーズンに向けて準備が整うはずです。このテストには満足していますし、チームと再会して、数日後に再び乗るのが楽しみです。」

(Photo courtesy of BMW)