シーズン開幕前に契約更新を確定

2024年のMotoGP世界選手権開幕を直前に控え、フランチェスコ・バニャイアとDucatiコルセは2025年と2026年の契約を更新。この決定により、2年連続チャンピオンのフランチェスコ・バニャイアとDucatiの組み合わせがあと2年継続することが確定した。

フランチェスコ・バニャイアは1997年にトリノで生まれ、2019年にプラマック・レーシングを通じてDucatiに加入。今回の契約延長により、フランチェスコ・バニャイアはボルゴ・パニガーレメーカーの歴史の中で、合計8年間の契約期間となり、Ducatiと関わってきた歴史の長さで史上2番目のライダーとなる。

フランチェスコ・バニャイアは2020年にミサノ・アドリアティコでのホームレースで初のMotoGP表彰台を獲得。2021年にはファクトリーチームに昇格し、その初年度には、シーズン最終戦での熱い戦いの末、ワールドタイトルを僅かに逃しランキング2位となった。

2022年には、デスモセディチGPで初のMotoGPライダーズワールドタイトルを獲得し、イタリア人ライダーとして、イタリアのバイクでの初タイトルを達成。この勝利は、ケーシー・ストーナーの2007年以来15年ぶりのDucatiのライダーズワールドタイトルとなった。

咲くシーズンはゼッケン1番を掲げたバニャイアは、15回の表彰台、7勝、7ポールポジションを獲得し、再びワールドチャンピオンに輝いている。

フランチェスコ・バニャイア

「このチームで引き続きレースできることがとても嬉しいです。Ducatiのこのカラーリングを着用することは名誉です。今までDucati、チーム、そしてDucatiコルセの全員と一緒に、信じられないほどの成果を達成してきました。」

「これからの3年間、可能な限り多くの成功を収めるために最善を尽くします。今年の最初のレース、カタールでのトラックへの出走が待ち遠しいです。」

クラウディオ・ドメニカリ(Ducatiモーター・ホールディングCEO)

「ペッコはDucatiにとって本当に完璧なライダーです。彼は私たちの価値を最もよく表しています:スタイル、エレガンス、そしてパフォーマンス。彼はトラック上で速く、決断力があり、粘り強いだけでなく、トラック外でもそのエレガンスと教養で際立っています。この契約更新を非常に嬉しく思いますし、Ducatiファンの皆さんが世界中で熱狂的に歓迎することでしょう。」

ルイジ・ダリーニャ(Ducatiコルセ ゼネラルマネージャー)

「2025年と2026年も再びバニャイアを我々と共に迎えられることを非常に嬉しく思います。私たちは一緒に重要なモーターサイクルの歴史のページを作り上げました。ペッコMotoGPでイタリアのバイク、私たちのデスモセディチGPでワールドタイトルを獲得した最初のイタリア人ライダーです。」

「私たちは15年ぶりにライダーズワールドタイトルを取り戻し、昨年それを再び成し遂げました。彼は2回のワールドチャンピオンであり、そのバイクのフェアリングに1番を掲げるにふさわしいことを何度も証明しています。」

「これらの結果に加えて、バニャイアはバイクやチームとの完璧な調和を続けて示しています。これらの理由から、彼との継続は当然のことでした。したがって、私たちはこの新しい章を共に迎えることを楽しみにしており、他の重要な成果を達成できると確信しています。」

(Photo courtesy of Ducati)