マルク・マルケスはスプリント開始すぐに転倒。バイクを立て直すまもなくフロントを失い、レースを終えた。転倒の原因としては、バンプに気づきながらも、集団走行で走るべきラインがわからなくなったことだと語る。チャンピオンライダーらしからぬミスと言えるが、ペースは悪くないということで、ポジティブ面を日曜に再び発揮したいとする。

集団でラインがわかりにくくなっていた

マルク・マルケス

「良い土曜ではありませんでした。ただ、フィーリングは非常にいいですね。スプリントレースでは大きなミスをしてしまいましたし、避けるべきミスでした。1周目のターン2の時点で縁石にヒットしていて、大きなバンプがあることに気づいていました。次の周では避けようと思っていたんですが、集団で走行することで自分のラインがわかりにくくなっていたんです。」

「縁石にヒットしたことでフロントを失ってしまい、セーブできませんでした。明日はより注意して走行していくしかありません。集団の中で難しいとは言え、いかにマーべリック・ビニャーレスを抜くかを考えるべきでした。明日もレースはありませうから、ポジティブな部分を引き継いでいくしかありません。ただ、正直なところスピードの面ではトップ4かトップ5ってところでしょうね。」

「予選では多くのライダーが誰がフロントでプッシュするかを待っていました。自分は4位時点でしたが、マーべリック・ビニャーレスがアタックを開始した時点で彼の後ろで走行しました。しかしアタック中にアレイシ・エスパルガロにシケインで抜かれて、彼の後ろで詰まってしまったんです。」

「彼を抜くつもりはなかったんですが、彼がターン7に向けて大きく間を作っていたので、そこに飛び込んだんです。そこまで高速ではなかったんですが、あそこでバンプに乗り上げたことでフロントから転倒してしまったんです。単独での転倒だったことはラッキーでした。」

(Photo courtesy of michelin)