フランチェスコ・バニャイアはオランダで3連勝、これはミック・ドゥーハン以来の結果となり、MotoGPでの優勝回数を23とし、ケーシー・ストーナーのDucatiでの優勝回数と並んだ。まさに絶好調と言える状況のフランチェスコ・バニャイアだが、油断をせずに次のドイツラウンドに備えると語る。

ライバルを過小評価はしない

フランチェスコ・バニャイア

「今週末はこれ以上ない結果が続きました。しっかりと昨年を分析をして昨年と同じモディファイをバイクに施して挑んだ週末でした。すぐにバイクのフィーリングは最高で、タイヤを理解することを進めました。この時点でペースは最高でした。レース自体も昨年よりも30秒も速く、昨年のレースより1周あたり1秒近く速かったですね。昨年は非常に暑いコンディションだったことはありますが、それにしても素晴らしかったと思います。」

「今日は1周目が1分32秒6で遅いと感じていました。そこからラップごとに改善を進めていったんです。今日は風の影響もあって難しかったんですが、30秒8が出てからは良いペースを維持することが出来ました。昨年は31秒8が出ていれば予選2列目は余裕だったことを考えると素晴らしいと思います。」

「今のところライバルを過小評価はしていません。ホルヘ・マルティンはドイツでスプリントも含め両レースを制していますし、日曜に自分が戦力を上げるであろうこと考えても備えていく必要があります。ここ数戦は自分が得意なレイアウトでしたけど、どこでも良いレースをしたいと思っています。」

「レジェンド達と記録で並んだということですが、こういったものはキャリアを続けている間は、優勝を重ねていきたいと思うだけです。引退した時に気にすべきでしょう。ストーナーの場合は23勝をもっと短い年月で達成していますから、優勝確率はもっと高かったことは理解しています。こうした伝説のライダーに近づくことが出来たのは嬉しいです。」

(Photo courtesy of michelin)