タイヤの空気圧により16秒のタイム加算ペナルティを受けたマルク・マルケス。順位としては10位だったものの、レースは4位で完走しており、そういった面で心理的には良い状態でドイツを迎えることができると語る。タイヤ空気圧に関しては走り始めてすぐに問題を感じたようで、本人とチームが両方ともにミスをしてしまった週末となった。

ルールはルールだから仕方ない

マルク・マルケス

「奇妙なレースでしたね。確かに空気圧は今のレースで大きな問題で、走り始めて数周でタイヤ空気圧に何か問題があることがわかりました。ですからなんとか空気圧を上げようとしていたんです。良い形でコントロールは出来ていたんですが、エネア・バスティアニーニと接触したことでトラック外に押し出されてしまい、この周高速セクションでバイクをプッシュ出来なくなってしまったんです。これでタイヤの空気圧が落ちて、元に戻るのに2周から3周かかってしまったんです。」

「これでタイヤ空気圧のルールが適用されてしまいました。しかしルールはルールですから仕方ありません。他のライダーとの接触が原因とはいえ仕方ありません。こういったコントロールをしながらも表彰台争いが出来たのは悪くなかったと言えるでしょう。今年はまだこのバイクで1年目ですし、仕方ないですね。昨日は自分がミス、今日はチームがミスをしてしまったということですね。今週末のペッコ、ホルヘは速かったですね。」

「トップ3、最低でもトップ5で戦いたいと思っているので、今日は気分としては4位でレースを終えていますから、良い気分でザクセンリンクに向かうことが出来ます。ドイツでは良い週末にしたいですね。土曜日はミスをして、日曜はペナルティーを受けてしまいました。ザクセンリンクでも再びペッコとマルティンがメインのライバルになると思っています。」

(Photo courtesy of michelin)