クレモナで初のスーパーバイク世界選手権
今週末、イタリアのクレモナサーキットが初めてスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)を開催する。第9戦の舞台として選ばれたクレモナは、チームHRCとそのライダーであるチャビ・ビエルヘとイケル・レクオナにとっても新たな挑戦の場となる。
スーパーバイクの大半のチーム、HRCを含め、5月に行われた2日間のテストセッションでこのテクニカルなイタリアのサーキットを初走行した。しかし、チームはまだ多くの課題を抱えており、金曜日の初回フリープラクティスでさらなる作業が必要となるだろう。
チームHRCのライダーたちは、10日前に行われたマニクールでの第8戦で好調な結果を出し、その後はモーターランド・アラゴンでの1日半にわたる有意義なテストを実施した。ビエルヘとレクオナは、今週末のレースに向けてCBR1000RR-Rでの走行時間を最大限に活用しており、パドック全体が注目するこの新しいイベントに向けて準備を整えている。
シャビ・ビエルヘ
「クレモナに到着し、レースウィークエンドを迎えるのがとても楽しみです。最近のラウンドで進歩が見られたので期待しています。マニクールの直後にアラゴンで行ったテストでは、異なるセッティングを試して少しプラスになり、それがクレモナでも効果的だと思います。ここ数か月で2回のテストセッションを行っており、良い基盤を築くことができました。このトラックは他のスーパーバイクサーキットと比べて小さいと言えます。テスト中でもオーバーテイクが難しかったので、強い予選で良いグリッドポジションを確保することがこれまで以上に重要になります。」
イケル・レクオナ
「クレモナが自分のお気に入りのトラックだとは言えません。スーパーバイク世界選手権に理想的ではないと思いますが、レースがある以上、全力を尽くします。ここでは2回のテストを行い、正直に言うと悪くはありませんでした。しかし、テストセッションには全てのライダーが参加するわけではないので、完全な状況を把握することはできません。レースウィークエンドになると、トラックや天候の条件が変わり、できる作業の内容も異なります。それでも、今回は全員にとって新しいイベントですから、何が起こるか見てみましょう。」
(Photo courtesy of HRC)