ホルヘのエントリースピードは速すぎた
バニャイアは過酷なコンディションの中、予選から確実に改善を見せ、首位でレースを終えた。トリッキーなターン15と16では自らも危うくフロントを失いかけながらも冷静に対処。最終セクターで遅れを感じながらも、他のセクターで果敢にプッシュしリードを広げた。
フランチェスコ・バニャイア
「本当に嬉しいですね。1周目はホルヘを追っていました。彼は本当に速いペースで走行していましたが、彼がフロントから転倒した時は路面が63℃近い状況だったと思います。しかし自分はこのコンディションで週末を通じて改善してきていました。予選でもさらに改善出来ていましたからね。ホルヘはターン16のエントリースピードが速すぎたと思いますね。」
「ターン15、ターン16は特にトリッキーでしたね。ホルヘの転倒もターン16でしたけど、彼があのスピードでコーナリング出来るなら、自分も何か手を打たないとと思っていました。自分もレース中にフロントを2回失っていますから、あのパートは本当に怖いですね。それ以外ではバイクは完璧に機能していました。」
「フロントに立ってからは3つのセクターでプッシュしていきました。これはセクター4では自分は最速ではないのがわかっていたからです。セクター3まででギャップを作ろうと思ったんです。ただ、明日に関してはこの戦略は使えないでしょう。明日はリアがミディアムですが、フィーリングが改善するかどうかですね。」
(Photo courtesy of Ducati)