改善のための準備は出来ている
フランチェスコ・バニャイアは、Q2進出への自信を持って臨んだものの、理想的なスタートとはいかず、1台目のバイクのトラブルでピット内が慌ただしくなったと明かした。その後、2台目のバイクでの走行を開始し、ユーズドリヤタイヤでのタイムアタックは順調に進んだが、イエローフラッグの影響で本来のポテンシャルを発揮しきれなかったという。5位という結果には「トップ10が目標だったので満足している」と評価し、明日への意欲を見せた。
フランチェスコ・バニャイア
「Q2には行ける確信はありましたけど、理想的なスタートからはほど遠い状況でしたね。1台目のバイクに問題があってピットに戻った際にバイクが用意されておらず、少しバタバタしました。2台目のバイクで走行を開始した時にすれば良いことがわかり、その内容をチームに指示しました。ユーズドリヤでタイムアタックも非常にうまくいきましたね。ただイエローフラッグもあって自分達のポテンシャルをフルに発揮することが出来ませんでした。今日は5位でしたけど、目標はトップ10でしたから満足しています。」
「明日はさらにステップアップする必要がありますが、何をすればよいのかはわかっています。自分は通常FP1を利用していろんなことを理解するライダーなんですが、今日はそれが出来ませんでした。出来るだけノーマルな感覚でライディングしようとしていますけど、良い仕事が出来たとは思います。路面のグリップは高いですが、バンプが酷いです。これを除いてもタイヤの選択は難しいですね。」
「アレックス・マルケスとマルコ・ベッツェッキはミディアムを試してスピードがありましたから、良い選択かもしれませんが、明日の朝になってまた試してみたいと思います。明日のレースに関しては皆がまだトラックに慣れていない状況でタイム差が無いので接近したレースになると予想しています。フロントの高速なライダーを追うのは楽でしょうし、スリップストリームも容易に使えるでしょう。皆が接近している状況だと思いますね。」
(Photo courtesy of Ducati)