2024年シーズンのMotoGP世界チャンピオンのホルヘ・マルティンは、アプリリアの2025年型プロトタイプについて「近年で最大の進化」を遂げたと評価した。 マルティンは2024年シーズン、サテライトチームのプラマック・ドゥカティで初のタイトルを獲得。ファクトリーチームのシートはマルク・マルケスが収まる形となり、ホルヘ・マルティンは来年はアプリリアから参戦する。
最終戦の後のプレシーズンテストでマルティンは77周を走行。トップタイムを記録したアレックス・マルケスに対し1秒遅れのタイムを記録したが、新型バイクへの手応えを感じた様子だった。 契約上の制約により、バイクの詳細について語ることはできないものの、マルティンは満足げな表情を見せていた。
ホルヘ・マルティン
「バイクについて多くを語ることはできませんが、表情を見ればすべて分かると思います。非常に満足していますし、アプリリア以上に自分が幸せになれる場所はないと思います。」
「新しいパッケージは非常に興味深く、バイクの進化は近年で最大のものだと感じます。ポテンシャルは非常に高く、全体として非常に良い仕上がりに見えます。」
「今年のアプリリアは、シーズン序盤はこれまで以上に良いスタートを切りました。しかし、アラゴン以降、調子が下降したのは確かです。外部の立場からその理由を完全に理解するのは非常に難しいです。」
「例えば、オースティンでマーベリックが後方から勝利を掴んだ直後に、ヘレスで11秒以上遅れる結果になる。このような一貫性の欠如を説明するのは本当に難しいです。」
「アプリリアが本気であることは間違いなく感じられますし、自分を心から歓迎し、全力でサポートしてくれるのが分かります。ただし、チャンピオンを迎えることの責任感も強く意識しているようです。我々全員が勝利を目指していますが、それには適切な戦略と動的な働き方が必要です。」
(Photo courtesy of michelin)