2025年MOTUL FIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)開幕戦オーストラリアラウンドのスーパーポールで、ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)がポールポジションを獲得。ブレガは昨シーズンのタイトル争いを繰り広げたトプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)をわずか0.094秒差で抑え、シーズン最初のポールポジションを手にした。

レクオナ転倒による赤旗中止後のセッションで、ブレガは1分29秒058でトップに浮上。その後、さらにタイムを縮めて1分28秒824をマークし、ポールポジションを決定づけた。驚くべきことに、ブレガはユーズドSC1タイヤ(ハードコンパウンド)でこのタイムを記録。ライバルたちに対し、強烈な印象を与えた。一方、トプラック・ラズガットリオグルはブレガのスリップストリームを利用しながらアタックを行い、1分28秒918を記録。彼も1分28秒台に突入したが、ソフトのSC0タイヤを使用していた。それでもトップには届かず、2番手に甘んじた。

3番手にはアンドレア・イアンノーネ(Team Pata GoEleven)が入り、1分29秒266を記録してフロントローを確保。ブレガのポール獲得は、WorldSBKにおけるイタリア人ライダーとして46回目のポールポジションとなった。