MotoGP王者ホルヘ・マルティン(Aprilia Racing)は、トレーニング中の転倒で左手に複雑骨折を負い、バルセロナのデクセウス・クリニックで手術を受けた。手術は無事成功し、今後の経過を見ながら復帰時期が判断される。

手術の詳細

マルティンはプレシーズンテストの転倒、トレーニング中の怪我により、左橈骨(とうこつ)、いくつかの手根骨、さらに左足の踵骨(しょうこつ)を骨折。手術はミール教授率いる医療チームによって執刀され、以下の処置が施された。

  • 橈骨骨折部に2本のスクリューを埋め込み、安定化と治癒促進を図る
  • 左舟状骨(しゅうじょうこつ)に1本のスクリューを埋め込み、安定化と治癒促進を図る
  • 手術は関節鏡(アーソスコープ)を用いた経皮的手術(最小侵襲手術)で施術された

今後の見通し

今後は術後の経過を数日間観察し、マルティンの臨床状態を基に復帰時期が判断される予定。現時点では具体的な復帰スケジュールは未定だ。

2025年シーズン開幕を目前にした中での負傷となったが、王者マルティンの回復と戦線復帰に期待がかかる。

(Photo courtesy of Aprilia)