ラズガットリオグルがブレガとのバトルを制して通算63勝目
2025年スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第5戦チェコ・モストラウンドの最終日、Tissotスーパーポールレースが行われ、トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)が激しい攻防の末にニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)を抑え、今季2連勝・通算63勝目を挙げた。この勝利により、彼は歴代勝利数でニコロ・ブレガに並び、歴代2位タイに浮上した。

モストでの通算10勝目、最も多く勝利したサーキットに
レースはブレガがホールショットを奪ってスタート。序盤からラズガットリオグルとのオーバーテイク合戦が繰り広げられたが、ブレガはターン1-2のシケインをショートカットし、1秒のタイムロスを強いられるペナルティを受けた。これによりラズガットリオグルに余裕が生まれ、その後は独走体制でレースを締めくくった。最終的にブレガは2位でフィニッシュし、ダニーロ・ペトルッチ(Barni Spark Racing Team)は昨日に続いて3位表彰台を確保した。
サム・ロウズ、0.09秒差で表彰台を逃すもインディペンデント最上位の4位
サム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)はあと一歩でペトルッチを捉えるところだったが、わずか0.09秒差で4位。これが自身2度目のWorldSBK表彰台となる可能性もあったが、健闘の末にインディペンデントチーム最上位でゴールした。
ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)はP10スタートから再び怒涛の追い上げを見せ、最終ラップのターン20でイケル・レクオナ(Honda HRC)をパスし5位でフィニッシュ。6位レクオナ、7位アレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)までの3台はわずか0.4秒以内の接戦だった。