オーストラリアGPのスプリントレースは、ウォームアップでのカモメとの衝突というアクシデントにも動じず走り切ったマルコ・ベッツェッキが制した。序盤はラウル・フェルナンデスのスピードについていけなかったと振り返るも、集中を切らさず勝利を掴み取り、チームとファンへの感謝を口にした。2位のフェルナンデスはタイヤマネジメントを重視し、安定感ある2位を獲得。3位に入ったペドロ・アコスタは、KTMが苦手としてきたトラックで堅実な走りを見せ、KTMのテストチームや周囲の支えへの感謝とともに、明日への前向きな姿勢を示した。

スプリントレース優勝 マルコ・ベッツェッキ
「鳥とぶつかったのは驚きました。幸運にもバイクは無事でしたが鳥は残念でした。スプリントレースは非常に楽しかったですね。ラウルは序盤素晴らしいスピードで追いつくことが出来ませんでした。一度追いついた時はミスをしてしまってワイドになってしまいました。今日は優勝出来て嬉しいですし、この優勝はチームとクルー、ファンのものです。
スプリントレース2位 ラウル・フェルナンデス
「ミスをしないようにリラックスして走っていました。マルコが素晴らしいペースで迫っていましたが、彼のペースにマッチすることは出来なかったですね。このトラックではリアタイヤの温存が重要ですから、しっかりとコントロールして走行しました。家族、チームのサポートに感謝しています。この位置での走行を続けていくことが重要です。」
スプリントレース3位 ペドロ・アコスタ
「表彰台は嬉しいですね。今週はアプリリアが速いですが予選でも悪くない位置でした。レースは現在の状況を考えると良い形でコントロール出来たと思います。通常は苦戦するトラックですが家族、チーム、マネージャーなど多くのサポートもあります。加えてポル、ダニという最高のテストチームがあります。おそらくKTMは世界一のテストチームを持つチームでしょう。明日に向けてさらに改善していきたいです。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。