ダカール・ラリー2026は、過去最大級のスペシャルステージ距離に迫る構成となり、サウジアラビアでの開催以来、最も厳しいルートの一つに位置付けられている。1月3日から17日までの15日間、出場者は広大な砂漠地帯を舞台に、8,000km超の過酷な道のりを戦う。

極限と調和の融合:新たなマラソンステージ形式を導入
今回のルート設計において重視されたのは、難易度の高さと競技バランスの両立。地形的多様性を活かしながら、選手たちにあらゆる種類の砂と路面への対応力が求められる構成となっている。新要素として、各週の中間に「マラソンステージ」形式のビバーク泊が導入される。この形式では、チームのサポートを受けずに整備を行う必要があるため、戦略と耐久力が試される。さらに、レストデーの前後には、極端にタフなステージと比較的穏やかなステージが交互に配置され、心身への負荷を分散させる形が採られている。また、ビバークの回数を減らすことで、サポートチームはより休息を取りやすくなり、各ステージの終着地点で迅速かつ効率的に活動できるよう配慮されている。
ヤンブ:ダカールの新たな起点、そして帰還の地
サウジアラビア西部、紅海に面した都市ヤンブは、2021年大会で最終盤の舞台となって以来、ダカールにとって重要な拠点の一つとなった。2023年には、すべての参加者を集結させる「シーキャンプ」が初めて設置された場所でもあり、その後2024年大会ではフィニッシュ地点としても使用された。2026年大会では、このヤンブがスタートとゴールを兼ねる巨大なループ構成の起点となる。紅海の波音に見送られながら始まる冒険は、15日後に同じ場所へ戻り、激闘の幕を閉じる。
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