マルク・マルケス 2025年シーズンの残りレースをすべて欠場 2026年に万全の状態を目指す

2026年完全復帰を目指す

マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)は、2025年の残りすべてのレースおよびバレンシアテストへの不参加を正式に発表した。インドネシアGPで負傷した右肩の治療に専念し、2026年シーズンの完全復帰を目指す。

7度のMotoGPワールドチャンピオンであるマルケスは、ロンボクで開催されたインドネシアGPでマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)と接触して転倒。グラベルと縁石の境目で激しく体をヒットし、右肩の烏口突起および靭帯を損傷し、手術を受けていた。

その後の回復は順調に進んでいるものの、本人とチームは今季中の復帰を断念。今週末のマレーシアGPおよび、ポルトガル、バレンシアの最終戦、シーズン終了後の公式テストも欠場することが決定した。マルケスは、来季に向けて万全の状態を整え、通算8度目のタイトル獲得を狙う。バレンシア現地入りはする予定で、バレンシアGPには観客として姿を見せるようだ。

マルク・マルケス

「このことが、自分たちが今年達成した大きな目標――再びワールドチャンピオンになったという事実をかき消してしまうことがあってはなりません。そして近いうちに、皆でその喜びを分かち合うことが出来ます。ファンの皆さんからの温かいメッセージ、そしてドゥカティとすべてのスポンサーの皆さんのサポートとご理解に感謝しています。」