熊本発のモーターサイクルギアブランド「G RIDE」は、ヴィンテージモトクロスを象徴するブランド「SPEED FREAK GARMENTS(SFG)」の意思を継ぎ、ライダー専用に設計された新たなデニムパンツ《SFG Light MX II Premium》をクラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行販売する。募集期間は2025年11月23日から2026年1月18日までで、目標金額は30万円。
本製品は、ヴィンテージモトクロスのデザインを継承しながら、全てのモーターサイクリストに向けて改良されたライディング専用デニム。ダイヤ柄の膝パデッドや、深さ約21cmの袋ポケット、グローブ装着のままでも操作しやすいダブルホック仕様など、ツーリングシーンを想定した細部設計が随所に施されている。
使用する生地は岡山産の12オンスデニム(スパンデックス2%混)。秋田県・宮城県の職人が1本ずつ丁寧に縫製し、純国産品質を追求。O脚のライダーにもフィットする設計、三層構造の膝パッド(10mm厚ウレタン+別布+デニム)により、長時間のライディングでも高い快適性と耐久性を両立させた。

SFGからG RIDEへのバトン
G RIDEが誕生したのは2025年。創業間もなく、インスタグラムに届いた一通のDMがすべての始まりだった。送り主はSFGの前オーナー。「ブランドを託したい」という内容に驚きつつもその熱意と事情を知る中で、ブランド継承を決意する。元々アパレル知識ゼロだったG RIDEだが、モーターサイクリストとしての視点と使命感を武器に、ブランド再構築に取り組む。生地の選定から縫製工場との交渉まで、すべての工程を見直し、SFGのDNAを受け継ぐ新たなデニム《SFG Light MX II Premium》の開発に至った。
キーは共感と手仕事
開発の中で出会ったのが、秋田の縫製職人・辻本末廣氏(辻本商会)。初めはアパレル未経験のG RIDEに対し難色を示していたが、サンプルのデニムを見るやその熱意と理念に共感。「このデニムは消えてはいけない」と語り、全面的な協力を申し出た。製品には職人の手によって一着ずつ異なるシリアルナンバーが革パッチに刻印され、支援者それぞれに唯一無二の一本が届けられる。応援の度合いに応じた早割プランも複数用意され、価格は36,000円(20%OFF)から。
クラウドファンディング概要
- プロジェクト名:ライダー向けデニムパンツ SFG Light MX II Premium
- 実施期間:2025年11月23日(日)~2026年1月18日(日)
- 目標金額:300,000円
- 販売サイト:Makuake プロジェクトページ
- カラー展開:インディゴブルー
- サイズ展開:26~36インチ(2インチ刻み)
- 価格帯:定価45,000円(早割で最大20%OFF)
- 特典:全商品にシリアルナンバー入り革パッチ
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。