休息日を挟み、ダカール・ラリーはステージ7で再開。サウジアラビアの首都リヤドを出発し、877kmに及ぶ厳しいステージがワディ・アド・ダワシルまで続いた。278kmのリエゾン、459kmのスペシャルステージ、そして140kmの移動区間を含む構成で、谷間の高速セクション、砂丘、狭いルートや岩場など、多彩かつ過酷な地形がライダーたちを待ち受けた。
この中で注目されたのがエイドリアン・ヴァン・ベヴェレンの復調。第1週は転倒やセッティングの不調に悩まされていたが、休息日を利用してサスペンションを調整。本来のリズムを取り戻したホンダCRF450 RALLYのフランス人ライダーは、砂丘での走行を楽しむかのように快走し、ステージ3位でフィニッシュ。総合では依然7位(+55分57秒)と厳しい位置ではあるが、自信を取り戻し、後半はステージ勝利に照準を絞る。







スカイラー・ハウズもタフな第1週を経て回復。特にマラソンステージでは体調不良とタイヤマネジメントに苦しんだが、休息日で体調を整え、ステージ7では安定した走りを披露。終盤に迷走する場面もあったが、ステージ5位でまとめ、総合5位(+33分14秒)に浮上した。
トシャ・シャレイナは第5ステージでの10分ペナルティを引きずりながらも、前日ステージ2位の勢いを維持。ダスティコンディションの中、序盤でリッキー・ブラベックをキャッチ。その後、ダニエル・サンダースに追い抜かれたものの、給油後の前方走行で2分50秒のボーナスタイムを獲得。ナビゲーションミスでややタイムを落としステージ6位となったが、総合では4位(+15分06秒)をキープしている。
総合2位のリッキー・ブラベックは前日ステージ勝利の影響でオープニングライダーとなり、難しい展開に。序盤からシャレイナ、続いてサンダースにキャッチされ、ボーナスタイム5分36秒を獲得するも、最終的にステージ9位(+9分15秒)でのゴールとなった。首位サンダースとの差は4分25秒。明日はスタート順の有利を活かし、再逆転を狙う。
リッキー・ブラベック(ステージ9位・総合2位)
「今日はそこまで難しい日ではなかったですが、少しタイムを失いました。でも特に焦りはないです。明日はスタート順が良くなるので、しっかり攻めていけると思っています。明日は今大会で最も長いステージのひとつになるので、後ろからスタートするのは自分にとってプラスになるでしょう」
スカイラー・ハウズ(ステージ5位・総合5位)
「今日は全開の一日でした。ステージの大半でスロットルを全開にしていました。序盤のナビゲーションで変なミスをしてしまって、すでに通過したウェイポイントに戻ったりしましたが、休息日でリフレッシュできていたので、最終的には良いペースで走れました」
エイドリアン・ヴァン・ベヴェレン(ステージ3位・総合7位)
「とても良い一日でした。何よりもライディングが楽しかった。ステージ終盤はとにかくフラットで超高速。序盤は砂丘と砂のセクションで、自分らしい走りができました。休息日にエンジニアとサスペンションについて話し合ってセッティングを変えたのですが、それが功を奏しました。いい感触で走れたので、今後もこのリズムを保ちたいです」
トシャ・シャレイナ(ステージ6位・総合4位)
「今日は簡単ではありませんでした。スペシャルは460kmで、3時間20分ほどで終えるような超高速ステージ。風も強くて、序盤からリッキーを追いかけて120km付近でキャッチ。その後は先頭を走ってボーナスタイムを稼ごうとしました。給油後に少しミスをして、その間にダニエルが追いついてきて、再び後ろで走ることに。ナビゲーションミスもあって完璧な日はなりませんでしたが、明日のスタート順はいいので巻き返したいです」
ダカール後半戦の戦いはこれからが本番。Monster Energy Honda HRCは、確実に上位をキープしつつ、逆転に向けた戦略を次なるステージに託す。

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。







