ダカール2026の第10ステージ(ビバーク・レフュージュ〜ビシャ)で、エイドリアン・バン・ベヴェレンがバイク部門の勝者となった。2025年のダカール王者ダニエル・サンダースが、今大会でも圧倒的な走りで他を寄せ付けず総合首位を守っていたが、特別ステージ138km地点で転倒し、左肩を負傷。フィニッシュまで走りきったものの、30分近くを失い、大きく順位を落とす結果となった。今大会の優勝候補筆頭とされていたレッドブルKTMファクトリーレーシングにとっては、タイトル獲得が絶望的な状況だ。

しかし、チームにはまだ希望が残る。ルシアーノ・ベナビデスがステージを9番手でスタートし、勝利にあと一歩まで迫る快走を見せた。アルゼンチン人ライダーは、3日後にベドウィントロフィーを手にするために、総合2位のリッキー・ブラベック(モンスターエナジー・ホンダHRC)との予測不能な一騎打ちを制し、わずか20秒の差を埋める必要がある。
この日ステージを制したのはエイドリアン・バン・ベヴェレン。ヤンブからスタートした今大会で波乱の展開が続く中、ついに悲願の初勝利を果たした。このステージは、パリ〜ダカールの創設者ティエリー・サビーヌに敬意を表する特別な一日であり、かつてベヴェレンが2014年〜2016年に3連覇を達成した「エンデューロ・デュ・トゥケ」とも縁が深い。キャリア通算7度目のダカールステージ勝利で、総合6位に浮上。首位のアメリカ人ライダーとの差は1時間に縮まった。
ダカールステージ10結果

ダカールステージ10終了後の総合結果


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