
失意の中から掴んだ確信 バスティアニーニが語る再起の手応えと2026年への静かな闘志
2025年シーズンを「難しい1年だった」と振り返るエネア・バスティアニーニは、ブルノで自身初のスプリント表彰台を獲得したことで、KTMでも競争力を発揮できるという確信を掴んだ。日曜の決勝では転倒に終わったが、その瞬間から自信が芽生えたという。経験を積んだ1年を経て迎える2026年、彼はマシンとチームへの理解を深め、テストでの成果をもって現実的な目標に挑む。新しいクルーチーフとの関係やボックスの温かい雰囲気にも手応えを感じながら、静かに戦闘準備を整えている。
エネア・バスティアニーニ
「2025年は難しいシーズンでした。しかしブルノでようやく以前の自分を取り戻すことができました。まったく参照するものがない状態でしたが、競争力を発揮できました。自分にとっては初のスプリント表彰台でした。日曜も期待を持っていましたが転倒してしまいました。あの瞬間からKTMでも表彰台を戦えると自信が持てました。」
「2025年は複雑な1年でしたが、多くを学習できた1年でもありました。2026年はバイクのことが理解できていますし、チームのこともわかっています。改善が必要な部分も理解していますし、セパンでのテストが始まるのが待ちきれません。」
「人生での変化もありますが、今年は昨年よりもモチベーションが高いですしトラックに戻りたいと感じています。さらに重要な結果を得たいと思いますし、ファクトリー自体も強くなっています。バレンシアテストでも感じていますし、しっかり戦える準備ができています。」
「セパンでは初めて新しいバイクを走らせることができますし、ボックスで”彼女”に名前をつけることができます。新しいクルーチーフも仕事を共にすることが出来ますし、素晴らしいクルーチーフなので楽しみですね。チーム全体の関係も良いですし、協力して進めていくことができるでしょう。」
「バイクはずっと女性として扱っていますし、いつもアニメや映画から名前をつけています。今年もそうするでしょう、バイクをしっかりとチェックしないとですね。冬のトレーニングはいつもどおりではないですが似たプログラムを行っています。モトクロスをよくしていますし、カートも乗ります。ヘレスでも今後トレーニングをオンロードバイクで行う予定です。」
「今年の目標はありますが公開はしたくありません。今年は現実的な目標を掲げていますが、まずはテストで良い結果を残していきたいです。テストでベースセットアップを作ることがMotoGPにおいて重要になってきています。しっかりと集中していきたいですね。」
「KTMのボックスは家族のような雰囲気ですし、数カ月レースができない中でまたトラックに戻るのが楽しみです。とは言え22戦は非常に長いので、しっかりと休息を取って次のシーズンに挑むことが重要です。22戦はまた長い戦いですが、クルーと再び会いたいですし早く共に戦いたいですね。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。