ハンガリーGP プラクティス アコスタが首位 ディ・ジャンアントニオ・フェルナンデスが続く

ハンガリーGP(バラトン・パーク)のフリープラクティス2回目は、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリーレーシング)が1分36秒827を記録してトップに立ち、2番手に0.4秒以上の差をつけてフライデーを制した。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)が2番手、ラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)が3番手でセッションを終えた。

前半:序盤の主導権争い

各マシンがピットレーンを出てセッションが始まると、翌日のスプリントに向けたQ2進出圏内トップ10の争いが幕を開けた。序盤はフェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が好調なペースでトップを走り、体調を取り戻しながらMotoGPへの適応を続けている姿を見せた。セッション折り返し地点でアコスタが1番手に浮上。#37はバラトン・パークとの相性の良さをフライデーを通じて示した。午前のFP1ではマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)がトップ、アコスタが3番手だったが、残り25分の時点ではマルケスが2番手につけていた。

残り20分:波乱と驚き

残り20分を切ったところで大きなサプライズが訪れた。WSBKからのスポット参戦となるイケル・レクオナ(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が渾身のラップを刻み、9番手に飛び込んだのだ。その後もディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)、マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)、チームメイトのエネア・バスティアニーニらが相次いでQ2圏内に入り込んだ。アルデゲルもトップ2圏内に戻る一方、ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)、小椋藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)はまだアタックラップが必要な状況だった。

残り5分:Q2をかけた最終決戦

チェッカーフラッグが近づくにつれ、争いは激化した。マリーニが暫定7番手に浮上し、バニャイア(ペッコ)は暫定8番手につけた。一時トップ10圏外に落ちていたモレイラは6番手に巻き返したが、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリーレーシング)はトップ10進出を目前にクラッシュを喫し、セッション終了となった。終盤にディ・ジャンアントニオが2番手、フェルナンデスが3番手へと浮上したが、1分36秒827を叩き出したアコスタには誰も届かず、”ザ・シャーク”が週末の主役として金曜日を締めくくった。

フライデートップ10:バラトンでの争い

アコスタは唯一1分36秒台を記録し、2番手の”ディッジャ”ことディ・ジャンアントニオに0.4秒以上の差をつけた。フェルナンデスは午前中の3番手から変わらずフライデーを3位で終え、トップ3は異なる3チーム・3メーカーが占める結果となった。アルデゲルは4番手、続いて小椋藍、マルコ・ベッツェッキが5・6番手に入り、マルク・マルケスは7番手を確保した。トップ10の残り3枠はモレイラ、ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)――4台のアプリリア全車が直接Q2進出を果たした――、そしてジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が終盤のアタックで10番手に滑り込んで完成した。

Q1行き確定:スターたちの苦境

ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は惜しくも11番手。トプラック・ラズガットリオグル(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)とはわずか0.054秒差だった。バニャイアは14番手にとどまり、バスティアニーニが15番手、ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)が16番手。チームメイトのマリーニは13番手だった。レクオナのQ2進出への挑戦は17番手という結果に終わったが、10番手のミラーとの差は0.3秒以内に迫るものだった。