
ピレリは2027年シーズンからMotoGPの単独タイヤサプライヤーとなるにあたり、F1と同様にコンパウンドごとに異なるカラーストライプをサイドウォールに施したタイヤを開発している。今週末にアラゴンGPが開催されているモーターランド・アラゴンで、各メーカーに80本ずつ、計400本の最新バッチが供給された。
ピレリは2016年から今季末まで供給契約を持つミシュランに代わり、2027年よりMotoGPへ参入する。2027年の新技術規則では排気量850ccエンジンの導入、ライドハイトデバイスの禁止、空力開発の制限、燃料の100%非化石由来化といった大きな変更が予定されており、タイヤサプライヤーの交代はその中でも最も重要な変更のひとつとなる。
ピレリは2024年からMoto3・Moto2クラスへタイヤを供給しており、2025年3月にMotoGPプレミアクラスへの参入が発表されて以来、開発を本格化させてきた。2025年末にドゥカティ、アプリリア、KTM、ホンダ、ヤマハの5メーカーへ最初のタイヤを届け、スペインGP(ヘレス)では各メーカーに80本の第2バッチを供給。今回のアラゴンでの供給が第3弾となる。今回届けられたタイヤは、12月1日にバレンシアで予定されている2027年シーズン前初のプレシーズンテストに向けたテストプログラムに使用される。
今回の最新バッチの最大の特徴は、F1と同様のカラーマーキングの導入だ。ピレリはF1でも単独サプライヤーを務めており、F1ではソフトが赤、ミディアムが黄、ハードが白、フルウェットが青、インターミディエイトが緑で識別されている。MotoGPでもソフト・ミディアム・ハードの各ドライコンパウンドとウェット、インターミディエイトがそれぞれ異なる色で区別される。インターミディエイトタイヤは、ミシュランが2017年に廃止して以来、MotoGPに復活することになる。
アラゴンで配布されたタイヤはメーカー専用で、これまでのところプライベートセッションでピレリのコンパウンドをテストできるのはメーカーのみとなっている。各メーカーはすでに6月22日にブルノで行われた公式テスト(チェコ共和国GP翌日)にレギュラーライダーとともに参加した。次回のテストは9月21日にオーストリアで実施され、サテライトチームを含む全チームが参加可能となる。サテライトチームはそれぞれのメーカーを通じてタイヤを受け取る。シーズン最終戦翌日火曜日に行われるバレンシア公式テストでは、ピレリが全MotoGPチームに2027年の完全なタイヤレンジを供給し、テストが行われる予定だ。

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