カタールGPでは予選3位ということになったマルケス選手。バイクのフィーリングは悪くないようですが、ペースはビニャーレス選手のほうが速いと認めており、表彰台を目指すとしています。
(Photo courtesy of michelin)
マルク・マルケス
「今日はレースに備えるために重要な日でした。自分達のケースでは昨日はいろいろなケースに備え、バイクのベースに関して良いフィーリングでした。そして今日はその内容からレースに向けての作業の日でしたが、天候に関しては何ともしようがないですからね。安全性が一番重要という話で走行するにはあまりにも危険過ぎましたし、昨晩は本当に激しい雨で、今朝も同様でした。明日は天候がどうなるかですが、1列目スタートというのは良い結果ですね。こういう形で予選順位が決まるというのは最高の形ではありませんが、明日は表彰台を目指して戦います。」
「グリップが大きく変わるかどうかはわかりません。ただMotoGPクラスに関してはMoto3、Moto2のレースの後ですから、グリップは良くなっているでしょう。ただ、それによってトラックが乾くことを願っていますし、明日まで天候が安定しているということもまた願っています。明日のグリップがどうなっているか、ウォームアップがどうなるかですね。良いフィーリングを見つけて良い形でシーズンをスタートしたいですね。」
「自分達はまだパラメーターを変えたりと色々あるので、マーヴェリックに比べるとラップが必要だと考えています。ポジティブなのは初日に感触が良かったこと、昨日は少し時間を無駄にして元の場所に戻ってくるのに時間がかかりました。ここではマーヴェリックは誰よりも素晴らしいペースであるというのはわかっているので、自分達の目標はここで表彰台を獲得するということですね。」
「現在の状況を理解するのは難しいですね。運営側は再舗装を考えていて、もし来年でなければ、この先2年間でですよね。既に舗装をして13年が経過しているわけですから。それで何かしら解決策が見つかるかもしれません。ただ、こうした天候は普通ではないとは言え、雨の可能性は常にあるわけですからね。」
「思うに互いに勘違いがあったと思います。カピロッシはあくまで人工的な雨の中で走ったわけです。そして雨天での走行は可能性があるが、決定はライダーがするということでした。それに彼も経験のあるライダーですから、不可能という判断が出来れば、カタールでは雨が降ったらレースはキャンセルと判断したはずです。」
「というのも明日ウォームアップがドライで決勝がレインであれば、その前に自分達も試すべきです。ライダー達が同意しないままにいきなりレインコンディションで走りだすのは不可能です。それに昨日もカピロッシが可能だと言うのなら、まずはライダー達も試してみて判断が必要だということで合意しました。今日に関しては極限の状態で、普通の雨とは言えないと思うんですよ。数年前にもミサノが雨で金曜の走行がキャンセルになった事がありましたよね。こういう事はあるのだということで理解が必要だと思います。」