アメリカGPのプレスカンファレンスからビニャーレス選手のコメントを抜粋してご紹介します。ロッシ選手とQ2で接触しかかった(※接触はしていなかったようです。)ことについては、あくまでレーシングアクシデントという形で述べており、大騒ぎにしたいメディアにとっては残念というところでしょうか。。マルケス選手とのバトルについては”優勝のチャンスが当然狙っていく”と話しています。


マーヴェリック・ビニャーレス

「2秒8というタイムを見た時は、FP3、FP4と比較して 凄いタイムなのでポールを獲得したと思ったんですが、マルクはさらに素晴らしいタイムでポールポジションを獲得しました。彼にはおめでとうと言わざるをえません。ただ、バイクは良い形で機能していますし自信もあります。序盤からプッシュ出来ますしね。明日はまた改善が必要な内容がありますが、しっかりと準備出来ていると思います。ポジションには満足ですし、明日はプッシュして100%の力を発揮したいです。最後までマルクについて行きたいですね。今週はずっとレースの最終ラップに向けてハードに作業をしています。良いペースがありますし、良いスタートをする必要があると思います。レースに向けて何がベストなのかを考えたいと思います。」

(※ヴァレンティーノへの抗議に対して)
「自分は良いラップをしていてヴァレンティーノは自分に気づかず彼のラップを初めていたので。。あの状況を理解するのは難しいですけど、多くのライダーが走っていましたから、ヴァレンティーノだけでなく他のライダーともああいう事が起きた可能性もあります。ライダーは良いラップを走って来た時は、それを良い形で終えたいものですから。セクター3には多くのライダーが溜まっていたんですよ。ただ最終的にはハッピーです。良い仕事が出来ましたし自分達の内容に集中していましたし、今日はヤマハの力を100%発揮出来ると思っていました。明日はネガティブな部分を少し直したいと思います。」


 

Q

「明日は2人の直接対決になり、ラストラップでのバトルもあるかと思いますが、アプローチはどのようなものでしょう?マーヴェリック、あなたはポイント上でアドバンテージがありますから、ここはマルケスが速いなということで2位に甘んじるのでしょうか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「最終ラップはベストを尽くします。もし優勝のチャンスがあるのであれば狙っていきます。まだ3戦目ですから、優勝出来るチャンスがあるならそれを取りにいくのは当然です。あとはマルクが言っていたように今日より暖かいか冷たいかでタイヤの選択が変わりますし、これが非常に重要になるでしょう。そしてこれが特に最終ラップにかけて重要になるでしょうね。最終ラップまでバトルが続けば最高ですね。」

 

Q

「マルクはあなたを負かさねばなりませんが、あなたは基本的に彼の後ろで2位で問題ないわけですからアドバンテージを感じますか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「時にはアドバンテージになりませんね。時には誰かを負かさねばならないほうがモチベーションになる場合があります。ただ今週末は非常に良い仕事が出来ていると思います。常にバイクの100%の力を引き出せていますし、優勝は狙っていきますし、さらに速く走ることに挑戦していきます。そして最大限のポイントを持ち帰ることが出来るようにしたいと思います。」

 

Q

多くのライダーがミシュランタイヤはタイヤが機能する温度域が狭いと不満を述べていました。特に今日は寒く風もあり、十分にソフトなタイヤがないというのも転倒の原因になったということでしたが、あなた方も同じように感じていますか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「マルクが言ったように、より良いコンパウンド、フロントタイヤを見つけようとしているんです。ですから今日は本当にこれは致命的な問題でした。ただ、昨日は暑く今日は寒いという問題もありました。それに今日に関しては寒さよりも風の影響が強かったですね。風が強くそして風が冷たいので、長いバックストレートでタイヤの温度が下がってしまうんですよね。難しい状況ですけど状況を変えていく必要があります。こうした寒い状況でも問題が出ないようにね。」

 

ソーシャルメディアからの質問

「完璧です(笑)マーヴェリック、クリスティー・ディクソン Facebookからの質問です。明日最終ラップでバトルをしなければならないとしたら、マルケスとロッシどちらと戦いたいですか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「マルケスですかね。最終的にチャンピオンシップ上ではヴァレンティーノのほうが近くにいますからね。」

(Photo courtesy of michelin)