ミシュランはMotoGP世界選手権第14戦、スペインのモトランド・アラゴンにおいて、タイトルスポンサーを務めます。テルエルのアルカニス近くに位置するモトランド・アラゴンはタイヤに取って厳しいトラックであり、ミシュランがタイトルスポンサーとなったオーストラリアのフィリップアイランド同様に、タイヤは特徴的な要求に適応する必要があります。
5,078mの反時計周りのサーキットは10の左コーナー、7つの右コーナーを持ち、高速コーナーからタイトなヘアピン、約1kmに及ぶロングストレートもあり、タイヤはストレートにおいてしっかりと路面にパワーを伝える必要があると同時に、様々なコーナーに対応する必要があります。トラックは非常に完走しやすく、岩の多い開けたエリアにあります。そのためレースウィークは暑くなることが予想されます。しかし朝方は冷え込みやすく、タイヤは様々な気温の中で機能することが求められます。
MICHELIN Power Slicksのアロケーションに関しては、フロントはソフト、ミディアム、ハードの左右対称コンパウンド。リアに関してもソフト、ミディアム、ハードとなり、左右非対称コンパウンドの左側がハードなものとなります。トラックの位置からして、雨の可能性、雷雨の可能性もあるため、MICHELIN Power Rainも同時に供給され、コンパウンドはソフト、ミディアムの前後タイヤとなります。フロントは左右対称、リアはスリック同様に左右非対称となります。
アラゴン戦はミシュランが2016年にMotoGP世界選手権に復帰してからタイトルスポンサーとして迎える4度目のレースです。過去3戦はオーストラリアで、非常にエキサイティングなレースが展開されました。ミシュランはライダー達がヨーロッパにおいてもエキサイティングなレースを展開してくれることを願っています。またレース終了後には、AddUp、Poly-Shapeによって特別に作成されたチタン製のトロフィーが手渡されます。ミシュランは9月20日からトラックアクションを開始、日曜日のレースのグリッドを決定する予選が土曜に開催されます。アラゴンラウンドは全23周で、日曜の現地時間13時からレース開始となる予定です。
2輪モータースポーツグループ・マネージャー:ピエロ・タラマッソ
「ヨーロッパでミシュラングランプリを開催出来るのは特別なことです。今回はオーストラリアよりもクレルモン=フェランに近いですからね。ミシュランからも多くの人がMotoGPを理解し、その興奮を味わうためにやってきます。アラゴンは非常に要求の高いサーキットです。レイアウトは引き続き注視が必要で、トラック表面は朝に温度が下がる可能性がありますし、午後には暑くなる可能性があります。また風が強いと周囲から砂埃を運んでしまい、タイヤへの攻撃性が高まります。昨年は非常に暑い気温の時にライダー達に高速タイムを記録するタイヤを供給することが出来ていますが、まだまだやり残した作業が残っています。タイトルスポンサーを務めるこのトラックで最高の週末としたいですね。」
(Source: michelin)
(Photo courtesy of michelin)