• 仕様数とタイヤ本数を削減しつつ、ライダーのニーズにより適した配分へ
• 気候の不確実性や気温変動の大きいサーキットでは従来の配分を維持
• 全MotoGP関係者の承認を受け、グランプリ・コミッションによって正式に承認済み
ミシュランは、MotoGPにおける持続可能性戦略と資源最適化への取り組みの一環として、2026年シーズンよりフロントタイヤの配分方式を進化させることを発表した。この変更は、MotoGP選手権に関わるすべてのステークホルダーとの協議のもとで決定されており、グランプリ・コミッションによって正式に承認されている。

より簡素で効率的な配分へ
2026年より、大多数のグランプリにおけるフロントタイヤの配分は以下のように変更される:
- フロントタイヤの仕様数:2種類(※2025年は3種類)
- 各仕様ごとの供給本数:7本(※2025年は5本)
- フロントタイヤ合計:14本(※2025年は15本)
この新たな配分により、ライダー1人あたりのフロントタイヤ供給本数は週末あたり1本減少する一方で、それぞれのライディングスタイルやサーキット特性に最も適した仕様のタイヤが、より多く選択可能となる。
この取り組みは、ミシュランの方針である「タイヤ仕様数の削減」、「選手権全体の環境負荷の制限」、および「高いスポーツパフォーマンスの維持」に完全に合致するものである。
気候変動に影響されやすいサーキットでは例外を適用
気候の不確実性や気温の大きな変動にさらされやすい特定のサーキットにおいては、安全性・性能・競技の公平性を保証するため、2025年と同じ配分が維持される。
該当するグランプリは以下の通り
- フランスGP(ル・マン)
- イギリスGP(シルバーストン)
- ドイツGP(ザクセンリンク)
- オーストラリアGP(フィリップアイランド)
- バレンシアGP(チャンステ)
これらのグランプリでは、フロントタイヤ3仕様×各5本、合計15本の供給が継続される。
協議と承認による決定
今回のフロントタイヤ配分の進化は、チームやDorna Sports、IRTA(国際ロードレーシングチーム協会)、MSMA(二輪車スポーツ製造者協会)といったすべての関係団体との協議を経て策定され、グランプリ・コミッションによって公式に承認された。
ピエロ・タラマッソ(ミシュラン二輪モータースポーツ部門マネージャー)
「この新たなフロントタイヤ配分の合理化は、2018年から開始した取り組みの継続です。過去8シーズンにわたって、ミシュランはライダーに提供するタイヤの仕様数を半分に削減する一方で、より多くのサーキットにおいて、安全性とパフォーマンスを継続的に向上させてきました。これは、数々のコースレコードによって実証されています。」
「比較例として、2018年シーズンでは19戦に対してフロントおよびリアタイヤの仕様数が計58種類にのぼっていましたが、2026年には22戦に対して29種類にまで削減されています。このような継続的な最適化戦略のおかげで、ミシュランは製造および輸送されるタイヤの総量を着実に減少させてきました。ミシュランは今後も、MotoGPとそのすべてのステークホルダーのために、技術革新・環境責任・スポーツの卓越性の調和を実現していきます。」
ミシュランについて
ミシュランは130年以上にわたりエンジニアリング素材を先駆的に開発し、人々の生活を変える複合素材と体験を提供する世界有数のメーカーである。ポリマー複合材に関する深い専門知識を背景に、モビリティ、建設、航空、低炭素エネルギー、医療など多様な分野で高品質なタイヤや部品を製造し続けている。
製品へのこだわりと顧客理解を活かし、プロフェッショナル向けにはAIやデータを活用したソリューションを、一般消費者にはミシュランガイドによる厳選されたレストランやホテルの体験を提供。フランス・クレルモン=フェランを本拠とし、世界175カ国で129,800人の従業員を擁する。

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。







