ラフィンが予選7番、日曜の決勝に臨む
オーストラリアGP土曜日の予選で、NTS RW Racing GPのジェスコ・ラフィンが7番グリッドを獲得。NTS陣営の世界選手権ベストグリッドを達成し、明日の決勝レースを迎えます。チームメイトのボ・ベンスナイダーは予選Q1で高パフォーマンスを発揮したものの、僅差でQ2への進出を逃し、19番グリッドで日曜のレースに臨みます。
土曜のフィリップアイランドサーキットは、強風とにわか雨に翻弄される一日でしたが、ラフィンは午前のFP3でも好内容の走りを披露し、セッション8番手タイムで午後の予選Q2へダイレクト進出を確定させました。一方、ベンスナイダーはこのセッション15番手で、上位14名までのダイレクト進出枠を惜しくも逃しました。ベンスナイダーが参加した予選Q1では、走行開始直後に1分34秒970のタイムを記録し、Q2への進出は間違いなさそうな雰囲気でしたが、その後はタイム更新がかなわず、6番手でセッションを終了。残念ながら、Q2進出を逃してしまいました。ベンスナイダーよりも上位にいる選手がグリッド降格のペナルティを受けたため、明日の決勝は19番グリッドからのスタートになります。
10分後にスタートしたQ2では、一瞬、小雨がぱらつきかけましたが、セッションそのものはドライコンディションでスタートしました。ラフィンは走り出しから快調で、1分34秒243を記録。終盤にはふたたび雨が降り始めたため、この順位を脅かす選手は現れませんでした。
ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)
(予選19番手:1分34秒970)
「予選は思ったように走れなかった。アタックではいい区間タイムで走れていたところに、コース後半で渋滞にひっかかってしまったんだ。その後も多くのライダーがいたので、少しペースを落として前との差を作るようにしてみた。単独で走れるスペースができて、攻め始めようと思ったら1コーナーで雨が降ってきて、それ以上はアグレッシブにプッシュできなくなってしまった。今日の自分の走りだと、Q2へ進出する上位4名には充分に食い込めていたのは明らかだから、それが悔しいよ。今日は昨日よりも風が強くて苦労したので、明日はおさまってほしいね。昨日のフィーリングで走れるなら、いいパフォーマンスを発揮できると思う。19番手からでも全力で追い上げてみせるよ」
ジェスコ・ラフィン選手(ゼッケン2)
(予選7番手:1分34秒243)
「予選は7番手。明日は3列目のグリッドだから、がんばるよ。このポジションなら、最初のスタートをうまく決めればいいリザルトを手にできるチャンスも大きい。それだけに、明日の天候は重要な要素になるだろうね。幸い、僕たちはチームが頑張ってくれているおかげで、どんなコンディションにも対応できるくらい準備を整えている。ただし、風だけはライディングに大きな影響を与えるので、ちょっと困ってしまう要素だね。でも、FP3ではセットアップを工夫して力強い走りをできた。明日はいい位置からレースを迎えるので、しっかりと集中力を高めて好結果を目指すよ」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)