バレンシアGP予選でシャーリンが5列目を獲得バルタスは10列目からシーズン最終戦へ挑む
土曜日のリカルド・トルモ・サーキットは、この季節のバレンシアらしいすっきりとした晴天に恵まれました。午前のFP3は大気は18℃とまずまずの温度条件でしたが、路面は14℃と相変わらず冷えたコンディションでした。この条件のなかで、NTS RW Racing GPのハフィス・シャーリンとバリー・バルタスは、決勝レースに向けた準備を着々と進めてゆきました。
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シャーリンは、チームとともに明日のレースを見据えたセットアップの方向性を見極める作業に注力。このセッションのベストタイムは1分36秒238で、昨日よりも0.059秒を削り取り、総合26番手につけました。一方、バルタスは前日よりも大きくタイムアップ。昨日の自己ベストから1.205秒も一気に更新し、1分36秒020をマークして21番手タイムを記録しました。
両選手とも、午後の予選は早い時間帯に行うQ1の組に参加することになりました。午後3時10分(日本時間午後11時10分)から15分間の時間枠で行われた予選Q1で、シャーリンは精力的なライディングでセッション序盤から上位につけました。予選開始直後から2番手のタイムを記録。その後も、ポジションを脅かされることなく安定したタイムで走行を続けました。
15分のQ1を終えて、トップタイムから0.115秒の僅差で、セッション3番手。次のQ2へ進出する権利を獲得しました。Q2は、決勝レースの前方グリッド6列を争うセッションです。選手たちは、日曜に向けて少しでも前のポジションを獲得するため、全力を絞り尽くしてタイムアタックを行います。
このセッションで、シャーリンはライバル選手たちと互角以上の走りを披露。切れ味鋭いライディングをしっかりとサポートするNTSシャシーの優れた反応性を武器に、1分35秒410を記録。トップタイムからは0.454秒というごくわずかなタイム差でしたが、14番手。日曜日の決勝レースは、5列目中央の14番グリッドからシーズン最終戦を迎えることになりました。一方、バルタスはQ1のセッション開始直後に、マシンに問題が生じてピットへ戻り、チームは全力で修復を試みましたが、ふたたびコースインすることなく、残念ながらタイム計測がないまま修了。
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明日の決勝レースは、最後尾の10列目30番グリッドからスタートします。長かった2021年シーズンの最後を締めくくる第18バレンシアGPのMoto2クラス決勝レースは、午後12時20分(日本時間午後8時20分)にスタート。全25周で争われます
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)