2021年の掉尾を飾る第18戦バレンシアGP 不安定な路面でもNTSは高い安定性を発揮

2021年シーズンの最終戦、第18戦バレンシアGPが、スペイン・バレンシア郊外のリカルド・トルモ・サーキットで始まりました。金曜午前は、Moto2クラスのフリープラクティス(FP)1が始まる1時間ほど前に、サーキット一帯が驟雨に見舞われました。
NTS RW Racing GP バレンシアGP公式練習1、公式練習2レポート
Moto2クラスのセッションが始まる午前10時55分(日本時間午後6時55分)には雨は上がったものの、路面から水しぶきがあがるほどのフルウェットコンディションで走行が始まりました。FP1の路面温度と気温はともに13℃で、非常に不安定な状況でした。
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しかし、そんななかでもNTS RW Racing GPのハフィス・シャーリンとバリー・バルタスはともに、NTSシャシーの高い信頼性を存分に発揮して素晴らしいパフォーマンスを披露しました。セッション開始直後にはシャーリンがいきなりトップタイムを記録。数分後にはバルタスがそのタイムを更新してトップにつけました。両選手ともに、不安定な路面からでも潤沢なフィードバックと豊富なインフォメーションをライダーに提供するNTSシャシーの優れた特性を存分に引き出しながら、セッション終了まで高い水準の走りを続けました。
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40分間のFP1を終えて、バルタスはトップタイムまで0.290秒の僅差に迫る1分46秒877を記録して、4番手。シャーリンも優れた安定感を披露し、セッション最速と0.794秒差で、1分47秒381の11番手につけました。その後天候は回復し、路面も少しずつ乾いてきて、午後のFP2はドライコンディションで推移しました。それでも路面温度は13℃、と非常に低く、相変わらず難しいコンディションでのセッションになりました。
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シャーリンは、このFP2でも切れ味の鋭い速さを発揮。経験豊富なベテランの持ち味を発揮してNTSシャシーの性能をしっかりと引き出し、安定して上位タイムを記録しながらセットアップを煮詰めてゆきました。40分間の走行時間を終えて12番手、1分36秒297のタイムで、最速選手との差はわずか0.440秒、という充実した内容でした。
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一方、バルタスは冷えるコンディションのなかでしっかりと走行経験を積み重ね、1分37秒225を記録。トップまで1.368秒の28番手で初日を終えました。明日の土曜日は、現地時間午前10時55分(日本時間日曜午後6時55分)に40分間のFP3が始まります。
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(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)