ヤマハがスピードを発揮したマレーシア、サテライトチームが苦戦する中で、ファクトリーチームの2人は素晴らしい走りで表彰台争いを展開。ロッシは最後までドヴィツィオーゾとのバトルを続けたが、コーナーをタイトラインで走行、深いブレーキングと強烈な加速が特徴のドヴィツィオーゾ/Ducatiを抜くことは叶わなかった。
バレンティーノ・ロッシ
「素晴らしいスタートでしたがストレートで数名に抜かれた後、高い競争力がありました。ファステスト、トラックレコードを更新、オーバーテイクを仕掛けるなどしてドヴィツィオーゾに接近していきました。ドヴィツィオーゾとのバトルはとても良かったですね。ツイスティーな部分では自分のほうが有利で、ドヴィツィオーゾはのほうがストレートが速かったんです。最終ラップで彼を上回ることが出来れば良かったのですが、それが出来ませんでした。コーナーは自分のほうが速くても、コーナーではよりタイヤを消耗しますからね。そのせいで終盤は前半ほどのスピードがありませんでした。通常よりも摩耗は少なかったのは良かった点です。」
「最終的に週末の中で素晴らしい走行が出来ましたしいくつかの学びがありました。M1のポテンシャルを全て引き出しつつ改善作業を進めています。リンスを引き離すことは出来たものの、表彰台を逃したことが残念です。バレンシアでベストを尽くします。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)