ミサノで開催されたプライベートテスト最終日にトップタイムを記録したのはアレイシ・エスパルガロで、2日目最速のミゲル・オリヴェイラとほぼ同タイムを記録し、2020年で完全新型となったRS-GPのポテンシャルを見せつける形となった。

開幕戦に出場出来ないアンドレア・イアンノーネに代わり、ブラッドリー・スミスが開幕戦、第2戦に参戦する。アプリリアにとっては2020年に使用するエンジンスペックを決定する最後の機会となるテストで、今回のテストのフィードバックを共に、7月19日の開幕に向けて準備を進めることになる。

なお、KTMはファクトリー、サテライトチームいずれもテスト最終日に参加しておらず、代わりに2021年のラインナップを発表した。現在エースとして活躍するポル・エスパルガロは続投せず、KTMを離脱。テック3のミゲル・オリヴェイラをファクトリーチームに引き上げ、ミゲル・オリヴェイラが抜けた穴を埋めるのがダニーロ・ペトルッチだ。

当初はファクトリーチームへの加入が予想されていたダニーロ・ペトルッチだったが、KTMは自らのライダー育成プログラムで育った若手ライダーであるブラッド・ビンダー、ミゲル・オリヴェイラをファクトリーチームで活用することを選んだ。

なお、FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)のカワサキ・レーシング・チーム、Aruba.it Ducatiなどもテストに参加しており、スコット・レディングはSBK勢トップとなる1’33.067を記録。MotoGPライダー達と遜色ないタイムを記録している。

(Photo courtesy of aprilia)