HRCはMotoGPにLCR Honda IDEMITSU(エルシーアール・ホンダ・イデミツ)から参戦している中上 貴晶と、2021年以降の複数年契約で合意した。中上 貴晶は2012年にMoto2に初参戦、2014年からIDEMITSU Honda Team Asia(イデミツ・ホンダ・チーム・アジア)より参戦を開始、2018年にはMotoGPクラスに昇格、2020年は自己最高となる4位を獲得したほか、全選手の中で唯一、全ラウンドをトップ10で完走しており、ランキングは現在5位だ。

今シーズンは既に優勝の可能性もあったレースがあり、マルク・マルケス不在の中、シーズン中盤までホンダ最速のライダーとして、ホンダ、そしてチームを牽引してきた。今後もトップ10に入る活躍を見せて欲しいが、何よりもまずはMotoGPでの1勝目を狙って欲しい。
中上 貴晶

LCR Honda IDEMITSU 中上貴晶

「2021年以降も引き続き『LCR Honda IDEMITSU』から参戦できることをとても嬉しく思っています。今シーズンもHondaの手厚いサポートを受け、自分自身のポテンシャルを引き出すことができ心から感謝しております。残りのレースも全力で挑むことでしっかりと結果を残し、来シーズンへの弾みにしたいと思っています。これからもHondaと共に更なる高みを目指して挑んでいきますので、皆さまのご声援をよろしくお願いいたします」

HRC 取締役レース運営室長 桒田 哲宏(くわた・てつひろ)

「中上貴晶選手と一緒に、来年シーズン以降もMotoGPクラスで戦えることを、大変うれしく思っています。また中上選手の活動を支えてくださっているファンの皆さん、ならびに出光興産株式会社様には、心より感謝申し上げます。今シーズンの中上選手は、全戦で着実にポイントを獲得し、ラインキングも5位につけており、MotoGPクラスでの存在感が大きくなっています。残りのレースを含め、更なる飛躍を期待しています。来シーズンからはアレックス・マルケス選手がチームメイトになりますが、この二人が互いに切磋琢磨することで、これまで以上の良い結果を、チームにもたらすことを期待しています」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)