モストで開催されたレースではジョナサン・レイは日曜日に表彰台を2度獲得。スーパーポールレースでは優勝したトプラック・ラズガットリオグルと優勝争いを演じた。
最終ラップではトプラック・ラズガットリオグルとのバトルの最中に、ブレーキング時にトプラック・ラズガットリオグルがイン側に出した足に集中を乱されたのか、グラベルのランオフエリアに突入。2位でレースに復帰してアルヴァロ・バウティスタを抑えて2位となった。
レース2ではアルヴァロ・バウティスタ、トプラック・ラズガットリオグルの優勝争いについていくことが出来ず、3位でレースを終えている。チャンピオンシップにおいては首位のアルヴァロ・バウティスタに続いてジョナサン・レイが2位でシーズン前半を終了している。[adchord]
終盤6周目くらいまでは良いフィーリングだった
ジョナサン・レイ
「スーパーポールレースは良い形で消化出来ましたし、リズムも良かったですね。最終ラップのターン15では、トプラック・ラズガットリオグルよりよいフィーリングだったんですが、トプラックは前の周回とは全く異なるディフェンシブなラインで走行していました。」
「トプラックがイン側に出した足を避けたために自分のラインを妥協せざるを得ませんでした。グラベルは十分な広さがあったので、そのまま走行して2位を維持することが出来ました。バトル自体が楽しかったですしブレーキングも改善していましたね。」
「レース2は序盤に混乱があってバッサーニとリナルディが激しくぶつかっていました。アルヴァロ・バウティスタ、トプラック・ラズガットリオグルを前に行かせないように意識していましたが、他のライダーのレースにおける混乱に巻き込まれてしまった印象です。」
「終盤の6周、7周までは良いフィーリングでしたが、その後はフロントがスライドしたり、リーン中にチャタリングが発生してマシンが大きく動いてしまったんです。体力的にもきつかったこともあり、レース終盤はライバルよりもペースが落ちてしまったと思います。」
「あれ以上どうすることも出来なかったので悔いはありません。マシンはセットアップ自体昨年より良くなっていましたしね。間違いなく進歩しています。トプラック・ラズガットリオグルとアルヴァロ・バウティスタの走りは見事でしたね。」
(Photo courtesy of KRT)