顧客満足度調査を実施する株式会社oricon ME(読み:オリコン エムイー 本社:東京都港区代表取締役社長:小池恒 以下、オリコン)は、7月1日に発表済みの「バイク販売店」顧客満足度ランキングと平行して調査を実施した「利用実態調査」の結果を発表した。

調査内容の内訳は下記の通りで、調査内容にある「バイク専門販売店」はメーカーや車種を限定していない販売店となり、「メーカー系バイク販売店」は国内メーカーのバイクを販売しており、メーカーや車種を限定している販売店となる。

調査内容の内訳

・バイクを購入した年齢層
・バイクを購入した人の男女比
・男女別の年齢層(バイク専門販売店)
・男女別の年齢層(メーカー系バイク販売店)
・購入したバイクの価格
・新車と中古車の割合
・バイクの購入経験
・購入したバイクの排気量(バイク専門販売店)
・購入したバイクの排気量(メーカー系バイク販売店)

「バイク専門販売店」はレッドバロンなどの販売店、「メーカー系バイク販売店」はカワサキ プラザなどと理解するとわかりやすいだろう。[adchord]

バイクを購入した年齢層

バイクを購入した年齢層を見ていくと、最多は50代となり、国内のバイク購入者が高齢化していることが如実にわかる。続いて多いのが40代となる。専門性が高く、整備面でも信頼度が高いと言える「メーカー系バイク販売店」での購入者が40代、50代、60代で高く、20代、30代は逆転しているのは、データとして見ると改めて納得出きる数字だ。

バイクを購入した人の男女比

男女比については男性83%と男性が圧倒的に多く、男女別に年齢層を見ていくと、女性は10代、20代、30代、40代までのライダーが多く、50代、60代が少ないことがわかる。逆に男性はやはり50代が最多、続いて40代、60代の順になっており、全体的に高齢化が進むバイク購入者の中でも、男性ライダーは特に10〜20代の男性購入者が圧倒的に少なく、男性のほうがn数が多いとは言え、男性ライダーの高齢化が加速していること、新たな男性ファンを市場に引き込めていないことが伺える。

購入したバイクの価格

購入したバイクの価格のついては最多は20万円〜49万円となり、価格対からしても新車、中古の原付き、もしくは小排気量の中古車であることが伺える。「メーカー系バイク販売店」については100万円以上の車両が割合として多くなっており、特定のメーカー車両の新車、状態の良い中古車を購入する場合は「メーカー系バイク販売店」が選ばれやすいことが、調査結果、新車と中古車の割合からも伺える。[adchord]

バイクの購入経験、排気量

バイクの購入経験については購入経験ありが過半数を占め、購入者の年齢層が高いことからも納得出来る結果だ。また、購入したバイクの排気量については「バイク専門販売店」で126cc〜250ccが最多を占めた。このクラスは原付き中型免許を取得した層が、まず最初に選ぶ排気量であることがデータからも裏付けられた結果だが、同時に購入経験がある層にとっては、セカンドバイク、もしくは原付き以上の排気量の通勤バイクの購入などが該当しそうだ。

「メーカー系バイク販売店」に関しては100万円以上のバイクが選ばれやすいことが調査結果からわかるが、同様に大排気量のバイクが最も選ばれる傾向も強いことがわかる。これに関しては「メーカー系バイク販売店」は、いくつかの国産メーカー、Ducatiを初めとする外国車メーカーは401cc以下のラインナップがそもそも少ないことも関係しているだろう。

(引用元:オリコン顧客満足度®)