ヘレスで行われたテストは2日間を通じてドライとなったが、早朝と終了直前の18時付近は路面温度が低く、KRTは走行可能な時間すべてではセッションを行わず、コンディションが良い時点に限ってテストを行った。
ジョナサン・レイは2日間を通じて98周を走行して総合2位タイムとなった。初日から好調な走りを続けていたが、2日目は1秒近くタイムを改善している。ジョナサン・レイはガレージに新しく電制エンジニアのサンダー・ドンカーズを迎え、2023年からチームにはクリストフ・ランバーも加わる。
アレックス・ロウズは2日間で115周を走行。レースディスタンスでペースを安定させることに集中。2日間に渡ってセットアップを行い、総合で5位タイムとした。[adchord]
ジョナサン・レイ 1’38.352/総合2位
「実りの多い2日間でした。朝は路面温度が低かったので、遅めにスタートして周回も重ねていません。しかしその分充実した走行が出来ました。テストにはサンダー、クリストフも参加していますから、初日は自分のリクエストに対して彼らがどういったセッティングを施すのか、そしていかに自分もコメントをするのかなどのコミュニケーションを重視して行いました。」
「スタートしたばかりですが、素晴らしいアイディアを提供してもらっています。シャーシではショーワからの新しいアイテムがありました。これは昨年の内容を確認する意味合いがあります。またピレリ(Pirelli)の開発タイヤのテストも同時に行っています。トラックコンディションは2日間良かったですが、最終日は少し風がありました。テストは良い内容で行えましたが、フィリップアイランドの開幕戦に向けては多くの作業が残っています。」
アレックス・ロウズ 1.39.175/総合5位
「ヘレスでのテストは2日目はとても良かった。新しいパーツもテストしていますし、レースシミュレーションも満足出来ました。しかし実際のところタイムアタックはしていませんし、ハードにプッシュもしていないんです。今日は周回を重ねる中でフィジカルも問題もありませんでした。まだテストアイテムは色々ありますから、ポルトガルでテストを行います。ヘレスは冬の間非常にグリップが高いので、あえて前後最もハードなタイヤでグリップを低めにして走行していましたが良い感じでした。来週のテストも楽観的に感が手います。」
(Photo courtesy of KRT)