今回はスタートが良いKTMとしては最悪のスタートとなったブラッド・ビンダー。しかしスタートに失敗したものの、アグレッシブな走りで次々にライバルをオーバーテイク。一気に追い上げを果たした。最後は表彰台が見える位置まで追い上げて、ダニ・ペドロサ、フランチェスコ・バニャイアのオーバーテイクを狙うほどの走りを見せた。スタートを成功すれば決勝レースで表彰台争いに間違いなく参加してくるだろう。
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全体的には良い結果だった
ブラッド・ビンダー
「今日は最悪のスタートでした。なぜかスタートがうまくいかなくて、そこから多くの選手をオーバーテイクする形になりました。ハードにプッシュして表彰台を獲得できればよかったですが、プラン通りに行きませんでしたね。今日はスタートを失敗したので、なんとかして順位をあげようと思ってプッシュを続けていったんです。」
「このトラックはラインが重なることが多いので、前のライダーを抜こうとすると非常にトリッキーなんですが、KTMとはライディングが異なるので、オーバーテイクにあまり時間はかけずに済みました。最後はダニにアタック出来ると思っていましたが、ダニのバイクの挙動がターン11の出口で激しく乱れたことで、彼のバイクに追突しないようにガスを閉じてブレーキを少しかける必要がありました。しかし全体的に考えると良い結果だったと思います。」
(Photo courtesy of KTM)