ミラー、スプリントでスタート直後のアクシデントも巻き返し

スプリントのスタートでは、ミラーが好発進を決めたものの、2速に入れた直後に路面に落ちていたティアオフを踏んでしまい、リヤタイヤがスリップ。加速を失って11番手まで順位を落とした。それでもミラーは初周にフランチェスコ・バニャイアとヨハン・ザルコを攻略。続いてブラッド・ビンダー、3周目にはアレックス・マルケスを交わした。さらにフランコ・モルビデリの転倒、8周目にはペドロ・アコスタのワイドを突いて5位まで浮上。この結果は、今季序盤のアメリカズGPに並ぶシーズンベストとなった。

FP2からQ2までの展開とマシンの苦戦

「今日は波のある一日でした。FP2は順調で、マシンの感触も良く、自分はさらにペースを上げられると感じていました。Q2ではリアにミディアムを履いて出て行ったのですが、雨脚が少し強くなってきていた中、3コーナーの立ち上がりで向きを変えた瞬間にハイサイドで飛ばされました。すぐにピットに戻り、2号車に飛び乗ったのですが、こちらはソフトスプリングにドライ用のリンクやホイールベースという妥協仕様で、非常に滑りやすかったです。それでも何とか数周走って3列目を確保できました。」

ティアオフを踏んでポジションを失う

「スタートは良かったのですが、2速に入れた瞬間に路面に落ちていたティアオフを踏んでスリップし、加速が失われて数ポジション落としました。序盤数周で巻き返しにかかり、バニャイア、ザルコ、ビンダー、アレックス・マルケスと抜いていきました。ディ・ジャンアントニオとアコスタに追いつこうとしたものの、差を詰め切ることはできませんでした。最後はタイヤのオーバーヒートを避けるために温存しながら走って、5位でゴールしました。まずまずの結果だと思います。」