Honda Racing Corporation(HRC)は、2026年FIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)に向けたファクトリーチーム体制として、ソムキアット・チャントラとジェイク・ディクソンの加入を正式発表した。
両者ともにMoto2での複数回優勝経験を持つ実力派ライダーであり、アジアとヨーロッパを代表する人材がタッグを組むことになる。ホンダのワールドSBKプロジェクトを再びタイトル争いの舞台へと押し上げるための布陣だ。

本田太一(HRC ゼネラルマネージャー)】
「2026年より、ソムキアット・チャントラとジェイク・ディクソンをHonda HRC WorldSBKファクトリーチームのライダーとして迎えることができ、大変嬉しく思います。チャントラはMoto2で初めて優勝したタイ人であり、MotoGPデビューも果たした選手です。今回、スーパーバイク世界選手権にフル参戦する初のタイ人ファクトリーライダーとして、新たな一歩を踏み出します。」
「ディクソンはMoto2で複数のグランプリ勝利を挙げており、スピードと闘志を持ち合わせたライダーです。彼らの才能、経験、そしてレーススピリットは、我々がこのカテゴリーで競争力を取り戻す上で重要な武器となります。ホンダはWorldSBKプロジェクトに引き続き全力を注ぎ、タイトル奪還という明確な目標に向けて邁進していきます。」