FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)最終戦ヘレス FP3でブレガがトップタイムを記録

FP3最速はブレガ

ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)が、2025年最終戦ヘレスラウンドのフリー走行3回目(FP3)で唯一1分37秒台を記録し、最速タイムを叩き出した。サム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)が2番手、トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)が3番手に続いた。ラズガットリオグルは、セッション中にティト・ラバト(PETRONAS MIE Honda Racing Team)との接触もあり、波乱含みの内容となった。

ブレガはセッション序盤から好調で、ラズガットリオグルが一時的に1分38秒220でトップに立ったものの、最終盤に1分37秒892を叩き出して再逆転。今季最後のフリープラクティスで確固たる存在感を示した。

ジョナサン・レイ(Pata Maxus Yamaha)は、フルタイムライダーとしてのキャリアも残すところあとわずかとなる中、ブレガに0.338秒差で4番手に食い込んだ。元チームメイトのアレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)は、それよりさらに約0.1秒遅れの5番手。ヤマハ勢のレミー・ガードナー(GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team)は1分38秒634で6番手に入り、トップ6に2台のヤマハが名を連ねた。

シャビ・ヴィエルへ(Honda HRC)は1分38秒648で7番手。ドミニク・エガーターの代役として出場しているアレッサンドロ・デルビアンコ(GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team)は、1分38秒727を記録し8番手を獲得。タラン・マッケンジー(MGM BONOVO Action)が9番手、アクセル・バッサーニ(bimota by Kawasaki Racing Team)がトップ10となった。