セパンテスト初日 トプラック・ラズガットリオグル「テスト2日目は57秒台を狙いたい」 MotoGP2026

MotoGP挑戦の初日で見えた課題

トプラック・ラズガットリオグルにとって、MotoGPマシンでの本格的な挑戦が幕を開けた。異なるセットアップを試しながら走行を重ね、コーナーでの課題やタイヤ特性への適応に直面しつつも、ブレーキング改善や新型シートユニットによる収穫も得たようだ。走行中にはマルク・マルケスの走りを観察する機会もあり、そのライディングに刺激を受けたと語る。自身のアグレッシブなスタイルをMotoGPに合わせて変えていく必要性を強く感じており、特にリアタイヤとコーナー出口の加速に関して改善が必要とのこと。加えて、ウイング付きシートによるブレーキ性能の向上など、新しい技術要素にも柔軟に対応しようとしている。未習熟のサーキットに挑むなかで、速やかな学習を進め、明日は57秒台への到達を目指す。

トプラック・ラズガットリオグル

「初日は異なるセットアップを試したりしていて難しさを感じています。バイクのことを少し理解できてきていますが、いくつかのコーナーでは改善が必要です。序盤は新しいタイヤを使用してパーツの理解を進めました。終盤はそのままでテストを行い、明日また新しいソフトタイヤを使ってラップタイムに挑戦してみます。重要なのバイクのセットアップとバイクの理解を行うことです。今回シート周りの調整を行いましたが新しいシートユニットでブレーキングのフィーリングが改善しました。明日の朝はタイアが新しくなるのでまた感触を得られるでしょう。」

「今日はコーナーをよりよく理解することに注力していました。マルク・マルケスの走りを見ることもできたので参考にしようと思っています。多くのライダーが色々なラインで走行しているので参考になります。今回のテストではリアタイヤを理解することに重点をおいてテストしています。スーパーバイクのリアタイヤは完全に別物ですからね。そしてコーナー出口の加速の内容に関しても大きな違いがあります。MotoGPバイクでは完全にスタイルを変える必要があって、自分は基本的にアグレッシブなライディングですが、このスタイルを少し変えて行く必要を感じています。」

「今日はマルク・マルケスと共に走ることができましたし写真も一緒に取らせてもらいました。もし将来的に彼とバトルできることができたら最高でしょうね。マルク・マルケスは最速で自分はまだコーナーを学習している途中です。彼は最速タイムも記録していますからね。明日またチャンスがあればマルク・マルケスを追ってみたいと思います。彼のライディングは素晴らしいですし、いくつかのコーナーはバイクをあまりバンクさあせずに走っていて驚かされました。いずれにしてもMotoGPバイクとその乗り方の理解を深めて行く必要があると思います。

「バイクのセットアップに関して自分はシートを低いものを使用することが多いです。通常はこれで快適に感じることができます。現時点でも最も低いセットアップのシートを使用していますが十分ではありません。GPバイクはタンクがシート下にまで伸びていますからシートをこれ以上下げることができないんです。もし自分が今のシートユニットを使用する以上、シートカウルに装着するウイングに関しては制限がかかります。これはレギュレーションでそうなっているからです。シートユニットが高いタイプのシートでウイングありのものを使用した際に、バイクがより止まりやすいように感じました。」

「おそらくこのウイングがバイクを止める際に仕事をしているんでしょう。明日もおそらくウイングありの状態でテストをすることになると思います。このウイングを使用してブレーキングにおけるメリットを引き出すためにはスタイルを変更せざるを得ないでしょう。現時点でブレーキングは悪くありませんが、コーナリングスピードに課題があります。スーパーバイクではストップ&ゴーで乗っていましたが、このスタイルを変える必要があります。とはいえいきなり初日からスタイルを変えていくのは難しいです。」

「このサーキットを走るのも初めてですから、サーキットを学習しつつ走行しています。このトラックは非常にテクニカルでいくつかのコーナーではラインをしっかりと学習する必要があります。大きな1つのコーナーとして走行する場合もありますが、その時のラインを読み違えると大きうロスしてしまうんです。モレイラはMoto2からステップアップしていますから、このトラックは得意としているようですね。このトラックはコーナリングスピードが重要ですから、彼はMoto2からのスタイルでうまく走れているように見えます。いくつかのコーナーはバイクをよりピックアップして加速することが必要になりますけどね。こういった部分を含めて自分は苦戦しているんだと思います。しっかりと学習してスタイルを変えていきます。素早く学習できると思っていますが、何よりも学習の時間が必要です。」

「バレンシアではあまりテストができていませんでした。自分のスタイルで走行するのに必要なものが揃っていなかったんです。現時点ではバイクをより快適に乗れるようになってきていますが、タイヤの違いも大きいです。新品であれば5周、6周問題なく走行できるんですが、ピットストップしてユーズドタイヤの状態で走り始めると信じられないほどに性格が変わるんです。スーパーバイクではより簡単でした。タイヤの理解が進めば少し状況は変わると思っています。現時点ではロングレースにおいては苦戦しそうだと思います。タイヤのことがわかっていないと序盤にタイヤを摩耗して終わってしまいそうだと感じます。まだ2日間ありますから改善を進めていきます。明日はさらにタイヤを使えるので挑戦ができますし、57秒台を狙いたいと思います。」