ブラジルGP ベッツェッキが圧巻の4連勝、アプリリアが歴史的1-2達成 マルティン2位、ディ・ジャンナントニオがマルク・マルケスを抜いて3位 MotoGP2026

ブラジルGP決勝はアプリリア・レーシングのマルコ・ベッツェッキが圧倒的な走りで4戦連続優勝を達成。これは彼自身にとっても、そしてアプリリアにとっても初の快挙となった。さらにチームメイトのホルヘ・マルティンが2位に入り、アプリリアは歴史的な1-2フィニッシュを記録した。3位にはファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)が入り、スプリントで敗れたマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)との再戦を制した。

土曜とは対照的に、ベッツェッキは完璧なスタートを決めてホールショットを奪取。ポールポジションのディ・ジャンナントニオが2番手、マルク・マルケスが3番手で続いた。マルティンは4番手。大きく順位を上げたのはペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリーレーシング)で、9番手から5番手へとジャンプアップした。

2周目、マルク・マルケスが2番手に浮上し、その直後にはアコスタがマルティンを攻略。しかし先頭のベッツェッキはペースを上げ、周回を重ねるごとにリードを拡大していった。6周目、レースの流れを大きく動かす動きが起こる。ディ・ジャンナントニオがマルク・マルケスのインに強烈な飛び込みを仕掛け、両者がワイドに膨らむ。その隙を逃さず、マルティンが一気に2台を抜き去り2番手へ浮上。トップのチームメイトとの差は約2秒だった。ディ・ジャンナントニオは順位を維持したものの前方の顔ぶれは変わり、マルク・マルケスは4番手に後退した。

中団の争いも激化。アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がアコスタを抜いて5番手に浮上し、レース後半には小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)もこのグループに加わった。先頭ではベッツェッキが安定したペースを維持。マルティンが一時的に差を詰める場面もあったが、やがて2番手で落ち着く展開となった。一方、3位争いは再び激化し、スプリントの再現となるバトルが展開された。

残り5周、マルク・マルケスがターン6でディ・ジャンナントニオのインを突き3番手を奪還。しかし次の周、ターン11の立ち上がりでマルク・マルケスがやや膨らむと、ディ・ジャンナントニオがすかさず抜き返す。土曜とは対照的に今回はファビオ・ディ・ジャンアントニオがマルクを攻略した。

ベッツェッキはそのままトップでチェッカーを受け、4連勝を達成すると同時に選手権首位に浮上。アプリリアはコンストラクターズランキングでもトップに立った。マルティンは土曜の表彰台に続き2位でフィニッシュし、アプリリアはレースとランキングの両方で1-2体制を築いた。

ディ・ジャンナントニオは今季初のグランプリ表彰台となる3位を獲得、日曜のリベンジを完遂。マルク・マルケスは4位に終わった。小椋はアレックス・マルケスを抜いてそのまま抑え切り、アコスタは7位に甘んじランキング3位に後退。フェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)は復帰戦で8位。ヨハン・ザルコ(CASTROLホンダLCR)が9位、ラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)が10位に入った。フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)とジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)はともにリタイアとなった。