
ディ・ジャンアントニオが初日を制圧
ペルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのファビオ・ディ・ジャンアントニオが、カタルーニャGP勝者の勢いそのままにムジェロで行われたMotoGPプラクティスをトップで終えた。母国ラウンド初日のFP1に続いてプラクティスでも最速タイムを記録し、週末の主役候補として存在感を示した。
ディ・ジャンアントニオは1分44秒808をマークし、2番手のフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)に0.091秒差をつけた。さらに3番手にはエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)が続き、イタリア勢が上位を独占した。
負傷から復帰したマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)は6番手でQ2進出を決定。一方、レッドブルKTMファクトリー・レーシングのペドロ・アコスタは苦しい一日となり、トップ10入りを逃してQ1からのスタートとなった。
ドライコンディションで始まったプラクティス
午前中の雨が止み、ドライコンディションで始まった午後のプラクティスでは、序盤からバニャイアがトップタイムを記録。アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)も上位につけた。
FP1を問題なく走り切ったマルク・マルケスは、週末残りセッションへの出走許可が正式に下りた。セッション中盤には11番手だったが、その後徐々にペースを上げていった。
赤旗中断が続いたセッション中盤
残り30分あまりの時点では、タイトル争いをリードするマルコ・ベッツェッキが新品ソフトタイヤで1分45秒024を記録して首位に浮上。しかし直後、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がターン4立ち上がりで転倒し赤旗中断となった。クアルタラロとYZR-M1はターン5方向へ滑走し、多くの砂利がコースへ流出。マシンがコーナー頂点付近に停止したためセッションは一時中断された。クアルタラロ本人に大きな問題はなく、自力でピットへ戻った。
再開後にはジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)もターン1で転倒。19番手走行中だったが、こちらも大事には至らなかった。
残り12分ではブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がピット出口付近でマシントラブルに見舞われた。RC16が全長1.1kmのストレート終盤のウォール際に停止したため、回収作業のため再び赤旗が提示された。
終盤のタイムアタックで順位が激変
セッション終盤は激しいタイムアタック合戦となった。
残り5分強、マルク・マルケスが1分45秒010を記録して16番手から一気に首位へ浮上。しかし直後に多数のライダーがタイムを更新し、スペイン人は5番手まで後退した。
ディ・ジャンアントニオ、バニャイア、フランコ・モルビデリ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、フェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がマルケスを上回るタイムを記録。さらにベッツェッキとバスティアニーニもトップ5入りを果たした。
終盤の注目はホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)だった。残り2分時点で13番手だったタイトル争いの有力候補は、チェッカーフラッグ直前のアタックで8番手へ浮上しQ2進出を確保。この結果、トラックハウスMotoGPチームの小椋藍は11番手へ後退し、惜しくもQ2自動進出を逃した。
アコスタも最終アタックでミスを犯し13番手。ランキング4位のスペイン人はQ1からの巻き返しを強いられることになった。
イタリア勢が史上初の1-2-3-4
最終結果はディ・ジャンアントニオが首位。バニャイア、バスティアニーニ、モルビデリが続き、MotoGPプラクティス史上初となるイタリア勢による1-2-3-4を実現した。アルデゲルが5番手で続いた。
復帰戦のマルク・マルケスは6番手でQ2へ進出。ベッツェッキがアプリリア勢最上位となる7番手、マルティンが8番手だった。リンスは9番手でヤマハ勢最上位を確保した。
そしてルーキーのディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)は10番手に入り、自身初のQ2直接進出を達成した。
MotoGPイタリアGP プラクティス結果
- ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
- フランチェスコ・バニャイア
- エネア・バスティアニーニ
- フランコ・モルビデリ
- フェルミン・アルデゲル
- マルク・マルケス
- マルコ・ベッツェッキ
- ホルヘ・マルティン
- アレックス・リンス
- ディオゴ・モレイラ
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。