
マルク・マルケスがドイツGPで優勝を果たした。ザクセンリンクは左回りのレイアウトが特徴で、マルケスが得意とするコースとして知られる。レース後、マルケスはチャンピオンシップ争いの現状やフィジカルコンディション、シーズン前半に悩まされた予告なしの転倒について率直に語った。弟のアレックス・マルケスは表彰台を逃したが、バルセロナでの転倒から懸命に回復に取り組んできた経緯にも言及した。
マルク・マルケス
「チャンピオンシップで取り返すなら、ザクセンリンクはアタックモードで挑むべき場所だと思っていました。ここではフィジカル面での制限がない状態で走れますから、レース中も快適に走行ができました。昨日はアレックスとファビオ・ディ・ジャンナントニオが速かったので、昨日のほうがタフでしたね。今日は嬉しいですが、アレックスが表彰台を獲得できていれば最高でしたね。アレックスはバルセロナでの転倒からハードに回復に努めてきていましたからね。自分は左回りが得意ですが、彼は右回りが得意ですから、これからのレースでチャンスはまだあるでしょう。今日はアドバンテージがあったのでコントロールして走行できましたね。」
「チャンピオンシップ争いに関してはわかりません。この夏休みにしっかりと筋肉の状態を取り戻すことができればという思いはあります。今はまだ筋肉が眠っている状況ですから。しっかりと筋肉の記憶を取り戻すことができればと思いますが、それができなければ状況を理解しながら進めていこうと思います。」
「自分も夏休みは楽しみますし、メンタルを休めたいと思います。ただ、フィジカル面では過去のように毎日ハードなトレーニングができていません。今はハードなトレーニングの間にオフを挟まないといけません。自分の過去のレベルに戻ってこれるように努力したいですね。」
「毎年このトラックの左コーナーでのスピードの秘訣を聞かれますが、答えはいつも一緒で自分でもわかりません。自分にとってナチュラルに走行しているだけなんです。過去のレースと比較しても直近は右コーナーはより遅く、左コーナーは以前と同じスピードで走行できています。ターゲットは右コーナーの改善が必要なんですよね。」
「今年は各ライダーのレベルが高いですが、特にアプリリアが好調です。ドゥカティもアレックスしかり、ファビオ・ディ・ジャンナントニオしかりスピードがありますし、フランチェスコ・バニャイアも調子を取り戻しています。レベルがさらに上がっていますが、同時にリスクも上がっています。その中でコンスタントに走行することが重要です。」
「シーズン前半は予告なく転倒することがありました。そして現在はフィジカル面で限界がある状態なので、金曜日になるべくミスをまとめるようにしています。金曜は本能のままで走って、そこで転倒するにしても状況に慣れておくようにして、限界を感じるようにしています。」
「スムーズに乗っていたほうが速く、必死にプッシュしている時のほうが遅いことがあります。プッシュされる状況ではより自分も強みを引き出せることがありますし、今日のような状況であれば、コントロールして走行する形になります。今日の後半に関しては、まだ余裕があったというよりは、余計なリスクを冒して走る必要がなかったということになります。」
「今年のシーズン前半は本当にストレスがかかる状況でした。事前の警告なしに転倒してしまうことが数戦続いてきたんです。以前にも発言しましたが、今までのような集中力で走ることができない状況がありました。ここでは良い走りができましたけど、少しずつ同じように安定した走りをしつつも、ストレスが少ない状況で走行できたらと思います。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。