ドイツGP スプリント マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

MotoGP第10戦ドイツGPのスプリントが土曜日にザクセンリンクで行われ、ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケスがポールポジションからライト・トゥ・フラッグで勝利し、ザクセンリンクでのスプリント連覇を達成した。BK8グレシーニ・レーシングMotoGPのアレックス・マルケスが2位、ペルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームのファビオ・ディ・ジャンナントニオが3位でフィニッシュした。

スタート:マルケス兄弟がワンツー発進

シグナル消灯と同時にホールショットを奪ったマルク・マルケスは、ターン1でアレックス・マルケスを抑えてトップに立った。その後方では小椋 藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGP)が好スタートを切って3番手に浮上したが、オープニングラップが終わる頃にはディ・ジャンナントニオが前に出た。さらに後方では、選手権リーダーのホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)が8番グリッドから6番手へとポジションを上げ、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)はペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)と8位・9位を争っていた。

ハーフディスタンスが近づいたところで、フランコ・モルビデッリ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)が転倒を喫し、スプリントを早々に終えることとなった。先頭では、一時は接近戦を繰り広げていたトップ3が徐々に差を広げ始め、マルク・マルケスは弟に対して0.5秒のアドバンテージを築いた。ディ・ジャンナントニオはさらに6割ほど後方に離れ、マルク・マルケスは序盤の追走を振り切ってリズムに乗り始めた。

終盤の追い上げ:アレックス・マルケスとディ・ジャンナントニオが猛追

しかしレースはまだ終わっていなかった。アレックス・マルケスが粘りを見せ、残り3周半を切った時点で兄との差は0.337秒まで縮まった。ディ・ジャンナントニオも再び兄弟に迫り、スプリント終盤に何かが起きる可能性を残した。残り2周でディ・ジャンナントニオはアレックス・マルケスの真後ろに張り付き、最終ラップでの攻撃態勢を整えた。

しかし最後の逆転は実現しなかった。マルク・マルケスはザクセンリンクでのスプリント連覇を達成し、アレックス・マルケスはディ・ジャンナントニオの終盤の追い上げを抑えて2位を守った。ディ・ジャンナントニオはランキング首位との差を13ポイントに縮め、総合2位とも2ポイント差に迫っている。

ポイント圏内:選手権争いに変動

表彰台争いから2.2秒遅れた4位には小椋 藍が入り、チームメイトのラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)が5位、選手権リーダーのマルティンが6位となった。マルティンは欠場中のチームメイト、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)に対するリードを11ポイントに広げた。フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は7位を確保し、その後方ではアコスタがクアルタラロを抑えて8位でフィニッシュした。スプリントポイントをわずかに逃した10位には、ディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)がホンダ勢最上位でゴールした。